うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日の日中と、【貴乃花親方がいじめられ、小泉進次郎氏がいじめられない理由・中野信子】



 今日の日中は、お正月恒例の(時々しますがw)、お薄をみなさんで頂き(今日から仕事の方は朝に)ました。



お昼は、外食をして、何だか皆さん小さなことが可笑しくて、笑っておられました(笑)




 お昼からは、書初めをしました!
Kさんは、3枚書かれ、Aさんは、昨日が誕生日だったとのことで、祝いを書かれました。
 


 朝、ネットのニュースを見ていたら、下記の記事が出ていました。中野信子さんの大ファンですが、このコラムをみて、ますます好きに(笑)なりました。
 ヤフコメ欄は、貴乃花親方支持が大勢を占めていますが、下記のような考え方ができたら、半分半分でも良いのでは?とも思ってしまいました。この数の差は、経営者とサラリーマンの比では?と思えるくらいの差がありますね.........。その差が物語っているのも、いじめの根では?とも思ってしまいました。
 結局、自分と同じ意見しか自分の中には入ってこないので(余程、自分の中での視点・パースペクティブが変わらない限り)永遠にそうなるのでしょうか?
速い神経と、遅い神経の話しを思い出しもしました。
 リトル先生の言いたいことも、きっとこの、中野信子さんの言いたいことと同じかも?とも思ってしまいました。
 その昔、ヤクザ映画を見た後、肩で風を切って歩く人たちのように、誰かに同一化しているほうが、気持ちが楽になるのでしょうか?
人の不幸を思いやり、涙を流すのは、自分がそれを利用してカタルシス効果に期待しているだけなのでは?などと、まるで学生時代のような考えが、自由連想のように頭の中を駆け巡りました。それも、リトル先生のせいでしょうか?(笑)
リトル先生のいう、同情と共感は根は同じだが、ハッキリと区別しなさいということなども思い出しました。本当に、自由連想になって来ましたので、これくらいにしておきます。(笑)が、『ときとして困難なのは、患者の服従や依存に「つけこむ」ようなことを避けることです、むしろ、待っていれば、たいていはでき、受け入れられます(この受け入れは、もちろん、それ自体では、分析者の正しさを保証するものではありません)。』も思い出してしまいました(笑)



 リトル先生の本を、早めに出て、ファミマで読みましたが、今日はこちらをアップしようと思いました。



貴乃花親方がいじめられ、小泉進次郎氏がいじめられない理由
https://www.news-postseven.com/archives/20180104_640244.html?PAGE=1#container
2018.01.04 07:00
脳科学者/中野信子

いじめは大人の世界でも頻発している。『ヒトは「いじめ」をやめられない』を上梓した脳科学者の中野信子氏が脳科学の観点から対策を説く。

 * * *
 猛獣と比べて脆弱な肉体しかもたない人間が地球上で生き残ってこられたのは、集団を作って高度な社会性を持ってきたからである。

 この集団が存続するうえでもっとも脅威となるのは、自分だけ楽をしたり、集団に協力しなかったりする「フリーライダー(タダ乗りする人)」だ。放置すると集団が崩壊するので、人間の脳には、フリーライダーに制裁を加えて排除しようとする「裏切り者検出モジュール」という機能が備わっている。

 人間の脳内では安心感を抱かせ、やる気を出させるセロトニンという神経伝達物質が分泌されているが、日本人はセロトニンを再利用するセロトニントランスポーターの量が少ない人が極めて多く、世界一不安になりやすい民族といえる。そのため、「裏切り者検出モジュール」の感度が高く、フリーライダーとはいえない人までも「将来的な不安の種」と認識し、過剰に排除してしまう。これが「いじめ」のメカニズムだ。
 いじめは脳の機能で起きるものだから仕方ないなどというつもりは毛頭ない。メカニズムを知り、それを対策に活かすことが重要だ。
 いじめは大人の世界でも起きる。昨年末、世間を騒がせたあの“事件”はまさにいじめの構図だった。

 横綱日馬富士が平幕・貴ノ岩を殴りケガを負わせた件で、貴乃花親方が警察に被害届を出した際、「横綱に対して失礼な態度をとった貴ノ岩も悪い」「貴乃花は警察に届ける前に協会に報告すべきだった」といった声が出て、メディアも大きく取り上げた。相撲フリークと呼ばれる人ほど、貴乃花親方や貴ノ岩を批判していたのは象徴的だ。角界を守るため、秩序を乱す者を排除するという「利他的懲罰」の面が強く出ていた。


しかし、「暴力は良くないが、貴乃花のやり方も良くないよね」というのは、「いじめられる側にも問題がある」というのと同じだ。これを認めてしまうといじめはなくならない。角界という特殊な世界だからそのような状況になったのではなく、会社組織でも当たり前のようにいじめは起きる。

 仲間意識の強い集団ほどいじめは起きやすく、目立って、集団から浮いた人が標的になりやすい。よくあるのは、「なんであいつだけ昇進できたのか」「あいつだけ楽をしている」「親が金持ちのお坊ちゃんだ」などと周囲から思われる状況で、集団の秩序を守るために制裁を加えて排除すべきだというスイッチが入る。
 こうしたいじめを回避する方法としては、一つは、誰にも手の届かないほどの存在になることだ。青色LEDを開発した中村修二氏は社内で研究に没頭できる環境を与えられ、ある意味“特別扱い”だったのだろうが、ノーベル賞を受賞し、誰も批判できなくなった。
 もう一つは、致命的にならない程度に自分の格好悪い姿や弱点をさらすことだ。それにより、相手の妬みを抑え、秩序を乱す人間ではないという認識を誘導できる。代議士の小泉進次郎氏は、政治家一族の名門に生まれ、容姿にも恵まれて妬まれやすい立場にあるが、自らを「客寄せパンダ」と敢えて認めてみせるなど、周囲からの妬みを抑える努力をしている。職場で活躍しようと思うならば、同時に妬み対策も必要だ。
【PROFILE】なかの・のぶこ/1975年東京都生まれ。脳科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所にてニューロスピン博士研究員として勤務後、帰国。現在、東日本国際大学特任教授。近著に『ヒトは「いじめ」をやめられない』(小学館新書)。

※SAPIO2018年1・2月号