うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

牡丹の花をみーちゃんにと、『メラニー・クライン入門』解題・あとがきにかえてより


 牡丹の花が萎れる前に、みーちゃんに供えました。

花を供えた翌日に新しい花が咲きましたが、ひとつめより大分小ぶりです。

 来年もきれいな花が咲くように、肥料など買ってこないといけませんね!借家の裏にお隣さんの柿の葉が堆積してきたので、それを集めて植木鉢に入れておいたので、来年ぐらいには肥になりますかね?
有機質が無機質にならないと植物が吸収できないので時間がかかりますが、何故無機肥料と言わないのでしょうか?
有機肥料の方がお得感がありそうなネーミングですかね?(笑)
有ると無いでは大違い!(笑)元が有機質だからでしょうけど.....。



 夜勤明けで、頭がボーとしていて(笑)少し仮眠させて頂きましたが、まだまだ使い物にならなかったので、借家の裏に置いてある、2〜3年前に山で拾ってきた石で遊んでみました。後は、山で苔と土をもらってくるだけです。絵にして見ると、ジジくさい(笑)
 この盆栽用の鉢は掛川山野草の店で100円でした!上手く作れたら売れるかも?(笑)そんなことばかり考えています(笑)
 中学生の時から、盆栽と花が好きでしたので、農業高校に行きたいと言ったのですが、学校の先生が行かせてくれませんでした(笑)
 頑張って行かせてもらっていたら、人生が変わっていたかもです(笑)

 少し前にネットで見た日本画を参考に飾りも作ってみようと思っています。



 自分の勉強のために打ち込んでいた箇所を端折ってアップさせて頂きました。沢山勉強させて頂きました。

メラニー・クライン入門』 ( H・スィーガル著)解題・訳者あとがきにかえて 岩崎徹也
6 M.Klein後の発展について
(2)性格障害、境界例分裂病躁うつ病重篤な精神病理をめぐって 

C,精神分裂病
精神分裂病の精神療法および精神病理の分野では、Melanie Klein,Fairbairnの妄想―分裂的態勢の解明以来、対象関係論からの接近が多いが、とくに近年では、Rosenfeld(1965),Bion(1967)らの仕事が顕著である。Rosenfeldは現在、Klein学派を代表するtraining analystである。
 彼は1940年代から現在まで、主として、急性および慢性の分裂病うつ病境界例などの精神療法を実践してきており、それらをめぐる論文などが、Psyhotic States―a psychoanalytical approach―と題して
 1965年に出版されている。彼がその序文の中で述べたつぎの分掌は、精神病の精神療法における彼の基本的な態度を表現していると思われる。すなわち、「私は、元気づけたり、愛情を表現したりすることによって陽性転移をつくり出すようなことをしないで、ただ精神病者の陽性あるいは陰性の転移をひたすら解釈しさえすれば、転移性の精神病transference psychosisが発展してくることを見出したのである。私が治療したすべての症例において、私はこの転移性の精神病の検討をこころみ、精神分析的状況を守るようつとめたのである」。「私は、もしも私が解釈を通じて患者とコンタクトを形成することができない場合には、私の技法が誤っているのではなくて、転移状況で何が起こっているのかについての私の理解が正確でないためであるという原則に従って、私の分析技法を固守することにした。」
 すなわち、あくまで成人神経症患者に対する精神分析療法と同じ治療技法・態度が、精神病者にも可能であると考え、S.Freud以来の分析医の中立性や受動性を堅持し、転移と解釈を治療技法の中心とするところに、彼の特徴があるといえよう。この点で、Federnの分裂病治療における1,陽性転移の分析放棄、2,転移性神経症(精神病)の喚起の放棄などの技法と、まったく対照的である。また、Federnは、分裂病治療の具体的な技法として「自由連想の放棄」をあげているが。この点については、Rosenfeldは次のように述べている。「私は、急性の分裂病患者に分析の寝椅子に仰臥するように指示することは決してしない。急性の分裂病状態が過ぎ去った後に、はじめて、いつ寝椅子仰臥の体位を導入するかについて、細心の注意をもって考慮しはじめる必要がある。私は椅子に腰かけた体位のほうが、よりよく治療できる多くの慢性分裂病患者がいることを見出しているので、この決定は容易なものではない。」
 Klein学派の精神病の精神療法を代表した一人であるRosenfeldと、自我心理学的精神病治療のパイオニアであったFedernの間の、上に述べたような対照的な相違は、児童治療におけるMelanie KleinとA,Freudの有名な論争がそのまま反映していると理解することもでき、興味深い。この点について、Rosenfeld自身も、1952年の論文の中で、つぎのように述べている。「……ここでわれわれが、急性分裂病者たちに対する精神分析的接近を、より詳細に検討するにあったって、児童分析者たちの経験が手助けになるかも知れない。なぜなら、急性の精神病者たちの分析にあったて生起する技法的な問題は、幼い児童たちの分析の際に遭遇する諸問題と似かよっているからである。Melanie Kleinは…児童たちの分析について論じた際に、分析のはじめから陽性・陰性の転移を解釈することによって、転移性の神経症が発展していくことを指摘した。彼女は、非分析的な方法、すなわち、忠告、贈り物、さまざまな元気づけなどによって、陽性転移をつくり出そうとこころみることは、すべて分析に不必要であるばかりでなく、有害な作用をおよぼすものとみなした。」〜

 〜その後、精神分裂病の精神病理、とくに思考や言語の発達障害を、分裂や投影同一視との関連において研究した。(Bion)〜

この後、Bionの「集団精神力動および集団精神療法をめぐって」に入って行きます。施設内での支援に役立ち、考えさせられる箇所が多かったので、次回アップさせて頂きます。



 これをやりながら、シカゴブルースのドキュメンタリーをユーチューブで聴いていたらシャキッとしてきたので、法人の事業報告と事業計画を見直します。ハッキリした会計はまだ出ていませんが、もう一度計画など見直します。