うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ひと事ではない! 水資源問題と、【それゆえ、その間隙を縫うように、気分的、ヒステリックな議論が保守派の人々から主張される。それが退けられずに人々の支持を得るのは、単に流動化への不安さからくる曖昧さのせいだけではない。人々が直観的に精神の安定や教育の条件として、「恒常性」の必要を感じているからだろう。】

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 賑やかになって来たのは嬉しいですが、こちらではマスクをされている方がいませんでした。

 まだまだ安心出来ませんね。

 

 最近、日本は洪水が多いので下記のニュースのことは全く頭に入ってきませんでした。SDGsでは環境問題に真剣に向き合っていますが、どうしても自分の身近な問題が先に浮かんでしまいますね.......。

沖さん
「水の恵みは、水道の水だけではありません。食べ物とか着ている服とかにも、大量の水の恵みが詰まっているということをまず、理解することが大切です」
1人が1日に飲む水は、1リットルから2リットル。
トイレや入浴、洗濯などに使う水道水は、多い人で400リットル。
そして、毎日食べる食料の生産には、雨水を含めて2000から3000リットルの水が使用されています。

www3.nhk.or.jp

 

 

 ネットでこの本の紹介があり、安倍政権を批判しまくりと言っていましたが、具体例として分かりやすいから、樫村先生が固有名詞を上げたんだろうなと、真剣に通読したらそう思いました。フランスと日本は本当にきちんと比較できるのか?比較の対象にお互いがなるのか?は議論が必要かもしれませんね。

美しい国の危険

 会の流動化がもたらす問題は、このようなフランスでの活発で厚みのある議論に比べて、日本では左翼的・政治的な狭い領域内部で議論されている。存在論的・哲学的な厚みをもって議論されているわけではない。

 くから社会の分裂病化(社会の「恒常性」の欠如と同義である)を理論的に問うてきた社会学者の大澤真幸や、経済厚生的観点を拡大して社会を展望してきた経済学者の金子勝らが、過剰流動性がもたらす危機に警鐘を鳴らし、これによって社会が解体しないような社会設計を考えてきた社会学者のの宮台真司などは、この問題を提起している。が、フランスのように、学者の中でコンセンサスのある主流の議論にはなっていない。

 れゆえ、その間隙を縫うように、気分的、ヒステリックな議論が保守派の人々から主張される。それが退けられずに人々の支持を得るのは、単に流動化への不安さからくる曖昧さのせいだけではない。人々が直観的に精神の安定や教育の条件として、「恒常性」の必要を感じているからだろう。〜