昨夜と今日のうたたねと、国による優先供給商品スキームと、猫をならべてと、【この治療者の姿勢はビオンのいう「(治療者の)欲望に縛られている状態」以外のなにものでもない】
今日は、色々と私用があったようでホームの方が何人かいたので、びっくりしました。
今日、ビオレの手指消毒液が送られてきました。事前に通達がありましたが、ありがたいですね!運よくマスクも、アルコールも十分なストックが出来ましたので、困っておられる方がおられたら、優先的に無償でお分けします。
すろーじゃむの換気ついでに、少しだけドライブして来ました。
大家さんのねこさんが、最近並んでいるせいか?(笑)たまの、猫をならべてを思い出してしまったので、アップさせて頂きました。似てませんが、親子とのこと。
いきなり、松木先生の本に飛んでいました!松木先生が対象関係論の第一人者では?と、個人的に思っています。この治療者の姿勢はビオンのいう「(治療者の)欲望に縛られている状態」以外のなにものでもない。も、重い言葉ですが、現場でも気を付けないといけないことですね。今日はケース会議がありましたが、自分は最近、権限委譲に向けて邁進中(笑)なので、口を出さないようにさせて頂いています。
分析空間での出会い
ー逆転移から転移へー
松木邦裕
第五章 退行と転移
~ここで私はアレクサンダーの〈修正情動体験〉あるいはそれに類似した依存的治療技法の背景にある考えを※1、分析的でないとして批判していることを自覚している。
分析治療が患者に供給するものは、意図的に持ち込まれた「よい体験」ではなく、あくまで、みずからの内界を理解することである。依存の充足や「抱くこと」は不要治療での必要条件にはなり得ても十分条件にはならない。
これは、分析治療においての治療者の基本的な姿勢についても言及していることになる。すなわち治療者は「患者を依存させよう」とか「退行させよう」という意識的・無意識的意図のもとに治療関係をもつべきではない。この治療者の姿勢はビオンのいう「(治療者の)欲望に縛られている状態」以外のなにものでもない※2。
※1 過去に得られなかった(と患者自身が感じている)陽性の感情体験や依存を治療者が積極的に与えて満足を味わせることで、過去の陰性体験を帳消しにしてしまおうとの考え。この考えは「快感原則」に沿っており、心的事実に則った「現実原」を踏まえていない。
※2 このように概念にとらえられてしまっているとき、私たちは転移解釈という分析家としての第一の作業から逸脱しやすい。治療者は、患者との意識的・無意識的なコミュニケーションを深めていくことを目指すべきである。