うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

体温計の電池と、プリンターのインクが高すぎる問題と、 つまり、患者は対象破壊を再体験しないですむように、また、対象を自分の攻撃性から守るために、攻撃性を自分自身に向け換えるのである。】

 

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 毎日測らせていただいているので、体温計の電池が3つもまとめてなくなり、慌てて近くの電気屋さんに行きましたが、小さいものは在庫がなく、互換性のあるものをタブレットで調べたら、店員さんがタブレットを覗きに来て(笑)、これが大丈夫とのことでしたが、中々高価でびっくりしました......。ギターのクリップチューナーの大きさのほうが安くつきますね......。補聴器用のものは、0.1V少ないので同じ形でも誤差が出てしまうとのこと。微妙なんですね!とりあえず互換性のあるものを購入してきました。2つは使えるようになり、3つで測れるので良かったです。今朝は60秒計が1つだけで苦労しました。まあ、そんなに大変ではありませんが、親分が明けなので(笑)、間違いがないように、老婆心ながら置いてきました。

 

 

  下記は先日見ていた記事ですが、プリンターもそうですが、こちらにも出ている、電気シェーバーの替え刃も価格が高すぎて、重度行動障害をお持ちの方のシェーバーは、安いものを購入せざるを得ません。どこかのメーカーさん、資源を有効に使うことも考えて、男気を出した商売をしていただけませんかね.......。安心して重度の方にも使える安い替え刃をお願いいたします!安価なものは、それなりの剃り味になってしまいますので! ヤフコメは、なぜか、福祉の現場のように馬鹿にされがちですが(笑)、中々核心をついた意見も時にはあったり、ご時世を映してくれているので、自分には参考になっています。

  逆転移の大切さを、この6章では事細かに記述してくれています。何度も読み返しているので、中々6章から出ることができていませんが、この本の核心部分でもあるように感じています。読み飛ばすだけなら(笑)、12月中に読み終えていましたが、本当に理解に近いところまで(まあ、現在の自分の理解なので浅いですがw)、読めればと思っていますので、ゆっくり構えています(笑)。

 問題行動は二次的な障害・人為的な障害だと、佐々木正美先生が口酸っぱく言われていましたが、本当にその言葉の意味を理解するまで、この5年間で精神分析関係だけで約100冊読ませていただきましたが、やっと入り口が見えたのかな?と思う程度です.....。本当に奥深く探求しようと思えば、楽な仕事なんてありませんね.......。

6.逆転移の意味とその活用法

 〜分析者が抑うつ不安を伴って反応するような転移状況は、ほとんどの場合、患者が欲求挫折(あるいは欲求挫折に直面する危機)やそれによって惹起される攻撃性をつのらせながら、しかも自分自身にそれを向けてしまうような状況である。

  ここで取り扱っている状況はある水準からみれば、患者が復讐を予期してその恐ろしい妄想から身を守ろうとして、自分で自分自身に復讐したり、分析医に転移している内的対象から加えられると思い込んでいる恐ろしい攻撃を自分自身に向けたりする状況である。

  しかも患者はその攻撃がその後もさらに激しく続けられるのではないかと恐れているのである。

  このような患者の心的現実psychosocial  realityからみれば、患者を攻撃しているのは分析医であるともいえる。

  そしてこの心的現実に対応して分析医の抑うつ不安が惹起される。

 言い換えれば、逆転移としての分析医の抑うつ不安は、ことに患者の“マゾヒスティックな防衛”に対する反応としてーーこれは同時に、復讐(“マゾヒスティックな復讐”)でもある。ーーまた、この復讐が継続するという危機に対する反応として起こってくる。

  このことを別な水準でみれば、患者がその攻撃性を自分自身に向け換えたとすれば、それは、患者自身に抑うつ不安が生じているためと考えられる。

  つまり、患者は対象破壊を再体験しないですむように、また、対象を自分の攻撃性から守るために、攻撃性を自分自身に向け換えるのである。