うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

暫くはゆっくりと、「できる人」「できない人」の二極化が激しい職場の末路と、【ところで、分析医を“不安や怒りからは自由な”良い対象として、自我や超自我に取り入れるということが、治療上、根本的なことといえるほど重要であることは、これまで繰り返し強調されてきた(Heimann,1956とStrachey,1934らによる)。】

 

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  日中の事業所でインフルが蔓延したとの事で、暫くはお休みします。

水曜日まではみなさん何もなければ、木曜日から出勤です。外出できなくても、みなさん楽しそうでしたので良かったです。自分はPCの入れ替えで(入れ替えはプロの方ですが)セキュリィティソフトを購入して入れたり、会議のレジメを作ったりで何か(笑)バタバタしていました。今日はしっかりした職員さんばかりでしたので、安心して現場を任せる事ができました。

 

  下記は、どこでも問題になる事ですね!難しいですが、時間がかかりますが、人を自前で育てることが一番大事な気がします。それと助け合う精神ですね。誰でも自分が助けてもらったら、また違う形で人を助けようと思うのではないでしょうか?甘いと言われそうですが、自分も若い時に沢山助けられ、育てて頂いたので、今は自分が出来る範囲でしか勿論無理ですが、育てたいと思いますし、お助けさせて頂けるのなら、そうさせて頂きたいと思っています。まだまだ非力ですが.......。

 

 やはり頭の中から、相模原が抜けなくて、ラッカーの逆転移を続けてアップさせて頂きました。利用者さん⇔支援者だけでなく、支援者⇔支援者の転移⇔逆転移もあるので、人間関係は難しくなりますね......。でも、下記辺りを真剣に学習すれば相模原の事件までに至らない小さなことでも(その小さなことが難しいのですが....)、何かしら解決策が見えてくる気がします。心と耳を澄ませていないと見えないかも知れませんが......。

 

 これまで述べてきた線に沿って考えていくと、逆転移を自覚することの重要性は、それによって患者の転移の中にみられる対象関係の中核的葛藤を知ることができるということばかりでなく、患者の内界と外界でくり広げられる内的対象の反応の仕方をも知ることができるということにもあることを強調しておかねばならない。

 ことに、患者がやがて取り入れていくものではあるが、その時点ではまだ分析医に置き換えられているイマーゴへの患者の反応の仕方について知ることができるということは重要なことである。

 ところで、分析医を“不安や怒りからは自由な”良い対象として、自我や超自我に取り入れるということが、治療上、根本的なことといえるほど重要であることは、これまで繰り返し強調されてきた(Heimann,1956とStrachey,1934らによる)。

 しかし、患者がこのような取り入れを行なうようになるには、その前に、分析医がいつでも自分の逆転移を認識し、統制し活用して、転移を理解し、自分の陰性および性愛的逆転移を克服していかねばならない。

 このことが重要である理由は、そのような逆転移は分析医が自分自身と患者から転移された対象とを一致したものとして同一視している限りーー部分的には同一視するべきことであるがーー患者の陰性および性愛的転移に対して、自然な反応として必然的に起こってくるものだからである。
 逆転移への関心が大きくなるにつれ、患者が自分の内的対象や外的対象に対してどの読むかかわり方をしているかということについてはもちろん、逆にそのような対象が患者に対してどのようなかかわり方をしているかということについても、わたくしたちの理解は深まっていく。

 こうした理解が得られるにつれ、分析医が患者の内的現実にかかわり、それとコミニュケーションをはかる程度も広がり積極的になってきている。