うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ワークショップのテストと、台風と、【すなわち臨床的なうつ病患者が苦しんでいるのは主に不安や迫害感であり、不満を抱き続け、躁的、強迫的防衛を用いて喪失を否認しようとするのである。】

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 来年の博物館さんでのワークショップの見本を作って、画像を博物館さんに送らせて頂きました。秋は博物館さんも忙しいようですね。芸術の秋ですものね!

先日、博物館さんから頂いた図録から勝手にチョイスしただけですが(笑)。でも、きちんとアートですね!太古の方々のデザイン力には目を見張る物があります。

 

 

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  凄い台風が来ていますが、近くの巨大なアンテナに足場が組んでありましたが、強風で飛ばないのでしょうか?崩れて飛んだらえらいことになりますね......。

 自然の脅威にはただただ、祈るしかありません.....。

 

 

 クラインの書いた物や、クラインを解説した本などを読まないと、下記のように混同してしまうのも当然かもしれませんね。そしたら、自分は何に対しての不安感なのか?迫害感なのか?なのに対して、躁的、強迫防衛をしているのか?ただ単に現在の自分に不満を募らせているのか?何なのでしょう?

 

  ~〈抑うつdepression〉ということばが混乱を招くのは、悼み悲しむ状態と、悲しみに対して向けられる防衛により生ずる状態と、その双方にこのことばが使われるからである。

 喪失とそれを悼み悲しむほうへ向かう道のりは、痛みを伴う抑うつ的感情、すなわち罪悪感、後悔、自責、そして償い修復したいという願望を伴う。これらの感情状態をクラインは抑うつポジションと名付けたが(Klein,M.1952a)、それはうつ病に見られる感情とは極めて異なっている。

 両方の状態が混合しているのが普通であるが、重症のうつ病やメランコリーは喪失に対する防衛によって、したがって抑うつポジションに関連したこれらの感情すべてに対する防衛によって生じる。

 すなわち臨床的なうつ病患者が苦しんでいるのは主に不安や迫害感であり、不満を抱き続け、躁的、強迫的防衛を用いて喪失を否認しようとするのである。