うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

本が来ました!と、片付けと、【悲しみの早期段階では、この葛藤は無意識のうちにあり、喪失を否認し、対象を所有し内在化する働きが自動的に生じ、主体的に選択したものとして体験されることはない。 】

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  中動態の世界も、後1章を残すだけとなり、次に読ませて頂く本が来ました。読み終わったら、少しずつ読んでみてから、どれを読ませて頂くかを決めたいと思っています。東畑先生と、皆藤先生の著書を読ませて頂き、アーサー・クラインマン先生の本を読まないといけないと思っています。スーザン・ソンタグは、アーサー・クラインマンの本を探していた時に出会って、タイトルに惹かれて購入させて頂きました。

 

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 昨日は休みでしたが、午前中は自分の受診で豊橋まで行き、戻って来てすろーじゃむに行って、片付けをさせて頂きました。昨日は資源化センターに大量に衣類と金属製品をを捨てに行きました。その中に、白州のグラスがあったので、頂きました(笑)。ウィスキーは、自分には高価なので買えませんが(笑)、雰囲気だけでも味あわせて頂きました。中々絵になるグラスでした。

 

 オグデンがしばらく続きますが、現場でもひどく躁的防衛や、妄想ー分裂ポジション的な状況にある時には、どんな支援も役立ちません。ただ嵐が過ぎるのを待つように、寄り添いながら、同じ時間を過ごさせて頂くしかありません。自分の身に危険が及ぶ時もありますが、自分的には大丈夫ですが、上手く対処できない職員んさん達には、自分が介入させて頂いています。何事も無理は禁物です。

 落ち着かれたら、少しずつ支援法を考えながら、その方の心の深い所に届くように、こちらも少しずつ行っていくしかありません。嵐が新しい関係性や、その方の心の中のコンスタレーションの変容がある時が多く、何かしらの変化が感じられるときがあるので、それをきちんと見極めて支援方法を構築していければ、お互いが成長できます。繰り返しますが、魔法なんてありませんので。

 

  たいていは不承不承ためらいながらではあるが、私の患者は対象を放棄する方向へと変化し、同時にメランコリー的な妥協をも断念し、現実に向き合い、新しい関係を形成することができるようになった。

  悲しみの早期段階では、この葛藤は無意識のうちにあり、喪失を否認し、対象を所有し内在化する働きが自動的に生じ、主体的に選択したものとして体験されることはない。  

 後期の段階になり、現実を受け入れることができるようになるにつれ、この選択はあきらかになり、意識的なものとして体験されるようになる。~