うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日の日中と、【患者が苦痛な結末に耐えることができるなら、悼み悲しむさまざまな段階をワークスルーすることができ、最終的には成長による進歩と、その結果としての豊かさを享受することができるようになる。】

 

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 一日のスタートは、夜勤さんの体操から始まりました!やっぱり休みは嬉しそうですね!

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 前日からショート利用の方々と、ホームの帰宅されていない方々と外食に行きました!食事も楽しみの一つですね!お昼前からショートに入られた方は、別行動になり、2班に今日は別れました。みなさん好きな物を注文されましたが、たくちゃんは、なんとサーロインステーキセット......。価格はびっくりするほどではありませんでした(笑)。

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戻って来てから、グループをシャッフルして、池ノ原にお薄を頂きに行きました。

やはり、こちらに来ると、皆さん静かになります。

 

 シュタイナーもこれで一区切りになります。次回からはオグデンに入ります。

下記は、この本の総括のようにも見えますが、個人的に皆藤先生の本に出て来た、河合隼雄先生の『人は死ぬほどの体験をしないと変れない』が、頭を過ぎりました。どうやって、心的外傷にならないように、ワークスルーできるのか?を考えるのが自分たちの仕事でした。

 臨床にも、現場にも魔法は通用しないので、ただただ、毎日真剣に仕事に向き合うことが、一番大切なことだと、今日も反省しました。

 

 

 ~私が論じようとしているのは、この〔喪失を〕悼み悲しむこととメランコリーとの葛藤こそが、人生において、分析においても決定的に重要なものであり、現状がそのまま維持できなくなったときに常に激烈なものとなる、ということである。 

 そしてそれは多くの場合、成長が進み、新たに現実を判断できる能力を患者が得たときに生じる。成長し、統合が進むと現実認識は拡大する。その結果、喪失に関わる葛藤に向き合い、ワークスルーし、理解し始めることが可能となる。

  この体験は万能感を放棄し、喪失に向き合うことを伴うため、その精神的プロセスには、実際に死別に直面し残されたひとのこころの中で起こるプロセスと共通するものが多い。死別体験と同じく、分析的にこころが変わっていけるかどうかは、喪失という現実に、後悔、自責、罪悪感を伴いながら向き合うことができるかどうかにかかっている。

 患者が苦痛な結末に耐えることができるなら、悼み悲しむさまざまな段階をワークスルーすることができ、最終的には成長による進歩と、その結果としての豊かさを享受することができるようになる。