うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

貴ちゃんのバースデイ・パーティーと、【投影されたものは、悲しみがワークスルーされる第二段階にならないと十分には取り戻されない。】

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 今日は、貴ちゃんのバースデイ・パーティー(本当は明日ですが)で、近くのバイキングに行きました!少し早く着いたので、ロビーで待ちましたが、ご馳走を前にして、皆さん気が気でない様子(笑)。

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 ショートさんも含めて、総勢12名!主任さんが前日に予約を入れてくれていました。

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 今日の主役の貴ちゃんと、今日が夜勤のお父さんとのツーショット!貴ちゃんの大好きな本も沢山あるので、このお店をご自身で選ばれたようです。

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 皆さん、本当に楽しそうでしたが、平日は入浴や洗濯が大変でした(笑)。

夜勤さんが大変なので、最後の洗濯物を乾燥機に入れるまで残って、今帰宅しました。でも、今日も一日みなさん何事も楽しく過ごせたこと、皆様に感謝です!

 

 

 今日は、本当は事務仕事(年度初めで大変なことにw)でしたが、現場に入らせて頂くと、血が騒ぐので(笑)、ついついでしゃばってしまいます......。事務仕事も日中頑張ってやりましたが、まだまだあるので、気が遠くなりそうです......。

 

 

 

 今回は、いきなりジョン・スタイナーからです。

ビオンのコンテイメントの説明だけでは、まだ不十分と言う事で、もう一段階進めています。凄く分かり易くて参考になりますし、自分がしつこく言ってしまう(笑)、近づけたら、今度はどうやって離れていくか?を丁寧に説明してくれているようにも、思えました。序章だけで、この本だけでなく、フロイトやクライン、ビオンまで復習でき、尚且つ、もう一段階前に進めているので、自分の支援の幅も広がりそうです。


『見ることと見られること』

「こころの退避」から「恥」の精神分析
ジョン・シュタイナー著
衣笠隆幸監訳・浅田義孝訳

序章
第3部 悼み悲しむこと、メランコリー、反復強迫

 ~しかし私の見解ではこの記述は不完全である。コンテインメントにより不安は和らげられ、患者は理解されたと感じるようになるが、それ自体では真の分離が可能にならない。投影されたものは、悲しみがワークスルーされる第二段階にならないと十分には取り戻されない。最初の段階では、患者は自己の一部をコンテインしている対象を内在化する。自己は対象に分かちがたく結びついている。この段階では患者は対象を万能的に所有していると空想していて、現実の分離による対象の存在は否認されている。不安が和らげられるのは分析家に理解されているという感覚から生じており、分析家の権威を頼っている。しかし、理解は自分の内面から生まれる必要がある。それは自分自身で考え、判断する能力によるのであり、それを達成するために、患者は、分析家も含み権威的な人物と判断を依存することを放棄しなければならない。
 この依存を放棄することが、悼み悲しむプロセスの第二段階の先駆けとなる。これが独立の方向へ、そして悼み悲しみに向き合う動きへとつながる。この段階では「対象に依存している」という現実がまず認められ、ついで悲しみをワークスルーするために「対象を喪失している」という現実に向き合わなければならない。これら両方とも激しい抵抗を受けることが多いのである。