うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

田原の祭りと、ショートさん用のランドリーバッグ用のシルクスクリーンの原図と、【もしこの方向への動きがあまりにも苦痛で、情緒的な負担が大きいと感じると、患者は万能的な世界の保護の中に戻ろうとするであろう。】

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 土日は、田原祭りで道路が一時通行止めになるので、移動が大変でした。

地元の方々は思い入れがあるのでしょうが、よそ者はよけに疎外感を感じてしまう日でもあります。昨日は休みでしたが、調子の悪い方の支援をさせて頂いていたので、前日に引き続き現場に入らせて頂きました。みなさんの手厚い看護と支援のおかげで大事には至らず、感謝しています。

 

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 親分が、ショートステイさんのランドリーバッグを、女性職員さん達からの提案で購入し、スルクスクリーン用の原図を作っていました。30枚くらい作ります。インクがあったでしょうか?

 

 下記はまだシュタイナーからですが、非常に大切なことが書かれています。

しつこいですが、自分たちの仕事は(やり方は)、心的外傷にならない(個人差があるのでその方をきちんと見た上で)程度の負荷をかけさせて頂きながらワークスルすると言う事だと思っていますので、下記は本当に参考になります。お互いがちょとしんどいな、と思うところを上手く乗り越える事ができないと、お互いに成長しません。それが上手くいかなかったときの結末が最後に書かれていますが、失敗してもまた、やり直せばいいと思える心の余裕も必要ですね。

 

 ~この状況に直面すると、個人のこころは絶望でいっぱいになり、深い抑うつへと引き込まれる。もし現実に向きあい成長を勧めていくためには、この抑うつを乗り越えていかなければない。

 このような精神的な苦痛に耐えることを可能にするものが何なのか、私たちはよくわかってはいない。しかし、患者が鬱憤に根ざした〈こころの退避〉が示す行き詰まりのかわりに別の道を見出だそうとするにつれ、転移関係の中にジレンマが生じるようになる。

 もし患者が〈こころの退避所〉から抜け出し、現在の心的現実に向き合おうとするならば、空想の中で、「自分は良い対象に対し復讐行為を通じて攻撃し、破壊してきて、そのため自分も対象も荒廃するがままになってきた」ということに気づかざるを得なくなる。

 それも自分の世界を再建し、償い修復をし、そして許しを求める作業に向き合う前段階に、まず気づかなければならないのである。

 もしこの方向への動きがあまりにも苦痛で、情緒的な負担が大きいと感じると、患者は万能的な世界の保護の中に戻ろうとするであろう。

 そうして「理想の対象を所有してコントロールしている」という状況を再び作り上げ、自分の復讐心に満ちた憎しみを偽装するのである。