うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

あだっちゃんの送別会と、平均年齢30歳のIT企業に入社した還暦の大工。「1カ月お試し」のつもりが一瞬でなじんだ理由と、今日のうたたねと、【これにより患者は、私が彼の情緒を前よりも受け入れ、彼の新しい「ことば」を評価している、と感じられるようになっていった。】

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 昨夜、あだっちゃんの送別会があったようです。みなさん少しずつ成長されて、いいお顔になってこられています。一日中施設で椅子に座っていた方が(あだっちゃんではありませんが)、バンドクラブでは一番躍動感があったり、とてつもない潜在能力が出る時があり、それを出せるような環境を設定していかせて頂くのが、自分たちの仕事でもあります。卒業はほんとは寂しいですが、彼ら、彼女らにとってはハレの日!頑張って応援させて頂きます。また疲れたら、いつでも遊びに来てくださいね!

 

 先日下記の記事が、ヤフーのニュースで出ていました。まさしく?うたたねもそんなところか?でももっと平均年齢が高い(笑)。

 自分はアートと音楽を中々諦めれず、周囲は年齢で諦めてやめていってしまいますが、継母の推しもあり(笑)、細々と両方とも続けさせていただいています。年齢の壁を破るのは、案外、頭が柔らかい、若い人たちかも知れませんね!

 7pey等見ていても、若いIT技術者たちは、何であれくらいのセキュリティーレベルで堂々とやるのか?と言っていましたが、本当にそうなってしまっています。うたたねも老害という語をキーワードにする時が多くなっていますが、老害という言葉は、漢字通りではなくて、頭が時代についていけなくて、こ昔取った杵柄で凝り固まってしまっている方たちを指している言葉だと、自分は認知しています。年を重ねられても時代について行っているだけではなく、先に進まれている方々もおられるわけで、数字だけが先走るのはおかしいですね。

 自分が京都にいた時には、京都市伝統産業課さんが、伝統工芸の技術の(デザインではなく)アーカイヴを作ろうとの提案があり、フィレンッエで作品展をさせて頂きましたが、若い何代目という方々は、まさしく若いのに老害というような方もおられました。皆さん環境が違うので、その時点での技術や考え方で判断がフェアに出来ればいいですね。公募展に年齢制限なんて、それこそ表現の自由を阻害されている気もします。若くても良いものはいいし、年を重ねていても、ダメなものはダメ。案外ITがどんどん進化していくと、年齢なんか関係がなくなるかもしれませんね!と小さく(笑)つぶやいておきます。

 

 

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 今日もうたたねは、賑やかですが、昼間に沢山活動された方々は、沢山食べられて早く眠られましたが、同じように活動されても元気な方々もおられます!いつものようにライブハウス状態になっていました!最近の流行は『ハイサイ・おじさん』です!今一番みなさんのノリがいいです!年齢層もおじいさんとお孫さん的な開きの中に、沢山のご利用者さんがおられるので、情報の交流が盛んですね!自分はもちろんおじいさんサイドです(笑)。

 

 

 

  支援も、相互関係があってこそなので、支援者がしんどい時には、おそらく利用者さん達もしんどいのでは?と思えるくらいの余裕がなければ、本当の支援はできませんし、それを双方共がワークスルーできた、した時にこそ、変容が起きるのではないでしょうか?自分だけがしんどいって思っていませんか?と、他人様に言っている振りをして、実は(笑)自分に言っていたりして(笑)。

 

第6章 分析セッションにおける無力感と権力の行使
 ~この情緒の変化は、私のほうの能動性が減ったことに助けられたことによる、と私は考えている。
  これにより患者は、私が彼の情緒を前よりも受け入れ、彼の新しい「ことば」を評価している、と感じられるようになっていった。

  そして前より抑うつ的な気分に導かれ、失うことと悲しむことに耐えうることができるようになり、万能感が少し、新しい、より現実的な成長を遂げられる可能性が増したのである。