うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

16年間の携帯と、【すなわち、心理療法の理論や方法論はそれらげ実践において、心理療法家とクライエント双方に多くの影を落とす危険性を孕んでいるのである。】

 

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 右端のスマホの調子が悪く、左端インフォーバにしました。ガラフォなのでついつい画面を触ってしまい(笑)ああ、ガラフォやった(笑)とひとりで笑っています。

 使い勝手よりも、デザインを重視してしまうので、それはそれでいいかと思います。本当はもうひとつありましたが、欲しいと言われた方があったので、差し上げました。

 

 またまた、皆藤先生からの引用です。心理学の勉強を頑張っておられる職員さんに、無理やり貸しました(笑)。でも本当に良い本です。

 理論や技法は、その方の現在の状態によって随時代わって行くはずだし、勿論日ごろから人間関係をきちんと構築していないといくら素晴らしい理論や技法でも全く利用できない時が多く感じます。重度の方ほど、取り敢えず一緒の時間を作って、安心・安全感を感じ取って頂くのが、変な解釈や、早急な解釈よりよほど効果的ではないでしょうか?はじめてなのに、自分はできた!と言う人たちには、本当のことが見えていない気がします。そこには強迫感や排除があるので、自分の心の中に落とし込んでいなく、オペラントのみで動かされている様な気がしてなりません。時間をかけるほど、本当に効果が出て来ます。心的外傷にならないように気をつけながらですが。

 

 ~けれども、自然科学が人間の営みに大きな影を落としてきたことも、また事実である。公害や原爆による病を想起すれば、ただちに了解されよう。

 このことは、人間の営みと密接にかかわる心理療法の領域にも言えることである。心理療法の場に安易に理論や方法論をもち込むことは、唯一無二の個人であるクライエントに相対しているという体験的事実を軽視することになり、その結果、クライエントにはかりしれない傷を負わすことになる。

 実践的にはそうである。筆者は、心理療法の理論や方法論は客観的・普遍的なではありえないと思う。それらが絶対的であると誤解すると、そしてこのこと自体がすでに心理療法家に影を落としているのであるが、そのような誤解は上述したような影をクライエントに落とすことになる。すなわち、心理療法の理論や方法論はそれらげ実践において、心理療法家とクライエント双方に多くの影を落とす危険性を孕んでいるのである。