うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

昨日の日中と、精神の困難から8割が回復…ムーミンの国の小さな町に学ぶ「オープンダイアローグ」と、【しかしもし投影する能力に障害があるか、母親が情緒的に頼りにならない場合、万能的な方法が演じられるようになることがある。】

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 昨日の日中は、のんびりと過ごしました。蔵王山に行ったり、音楽を聴きながらドライブしたりされた様子。入浴だけの方がおられたりでしたが、ゆっくり時間が過ぎて行きました。人員配置も厚かったので余計にゆっかり感じたのでしょうか?

 

 先日、ネットのニュースを見ていたら、下記が出ていました。

オープンダイアローグも言われて久しくなりましたね。サリヴァンのやり方に似ていたような感じが、改めて感じました。モラルトリートメント時代は、専門性のない方々の支援で、精神に障がいをお持ちの方々が良くなっていったことが、以前読ませて頂いた本に書いていて、医師などの医療の専門家が介入してから、回復や寛解率が低くなったとも書かれていました。本当のことは自分には分かりませんが、本当にそうならどうなってしまったのでしょうか?薬を全否定する気も、精神療法も否定する気はありませんが、自分が思うに厳格化されたシステム(’教育システムも含む)が、応用できる治療者や支援者の芽を摘んでしまっている様な感じもします。ステレオタイプの人間が増えすぎているのでは?と、現在読ませて頂いている、東畑先生の本の内容とも合致している気もしました。


 下記は、障がいをお持ちの方の支援者やご家族には、耳が痛い様な内容ですが、一番気をつけないといけない気もしました。また、昨今のニュースを見ていたら、障がいの有無は関係ないかもしれないな、とも思いました。現場では、職員に過剰な投影には即座に反応しないようにと、口酸っぱく伝えていますが、無意識下で行動化させられてしまっている支援者が沢山いるのも事実だし、めんどくさいから投影されている支援者もいるのも事実ですね........。それが自分たちの仕事であると思いますが........。

 
これらの権力、支配、そして無力感をめぐる問題は、乳児が相対的に小さく弱いという現実に根差しているのであるが、それがとくに痛切に感じられるのは、母親が自分の心を開いてこどもの投影を受けとめることができないため、こどもが母親と争わなければならなくなる場合である。この場合こどもが「無力感をすりこまれている」と感じ、「これを補うためには自己愛的なメカニズムに頼らなければならないと感じる可能性がある。正常な場合、新生児でさえ、微笑んだり泣いたりするという生まれつきの能力によって対象の応答を引き出し、対象に力を行使しようと自分の存在を感じさせることができる。これらの正常な方法により、こどもは母親の気が進まないときでも、強制的に自分の世話をさせることができる。しかしもし投影する能力に障害があるか、母親が情緒的に頼りにならない場合、万能的な方法が演じられるようになることがある。すると微笑んだり泣いたりすることが、家族の中で権力を行使する誘惑的で強制的な方法として発展し、その結果自己愛的組織が形成され、これが家族関係を構造化することもありうる。