うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ひーひー王子と、【正常な発達をたどるにせよ、個人が発達するにつれてこれらの投影は減り彼は自分のアンヴァレンスや愛や憎しみへの依存により耐え得るようになる。】

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 最近、ひーひー王子が、散歩に出ようとすると、酸素が足りないような感じになって、ひっくり返ります。まあ、歳には勝てないのかも知れませんが、弱っている姿を見ると、切なくなりますね......。明日は我が身と思い、日々を大切に生きようと思いました。

 

 

 今日は、休みでしたが、自宅ではギターが気になってしまうので(笑)、近くのファミマに行って、コーヒーを頂きながら本を読んで来ました。シュタイナーも後、4章となりました。凄く参考になるところが沢山あるので、何度も読み返してしまいます。

 

 

 下記は、ジョセフ先生ですが、サポーティブな環境を提供させて頂くのが、自分たちの仕事だと、改めて思わせて頂きました。

『幼児期において、子どもがサポーティブな環境にあって、そして母親が、子どもの投影に耐えコンテイニングすることができ直感的に子どもの感情を理解し耐えることができるなら、この過程が促進される。』

 

 下記を何度も読み返させて頂いていると、現場での対応を失敗してしまった時の、改善点を考えるヒントが出て来そうな感じがしました。

 

 

 ~これらのさまざまな側面については、それらが臨床の作業の中で作用しているのを見ながら後に、論じるつもりである。ここでは私は2つの点を強調するだけにとどめたい。第1には、これらのメカニズムと幻想の万能的な力であり、第2には、投影性同一視などのメカニズムが、特有の布置で生じている限りではそれらのメカニズム間は相互に絡み合っているということである。私たちは思考においては投影性同一視を、万能感やスプリッティングや、それに伴う結果としての不安からとり出すことはできない。それどころか、投影性同一視、万能感やスプリッティングにとも不安は、彼個人特有の仕方で硬直した仕方であるいは不安定な仕方で維持されたバランスの総ての部分であることがわかるだろう。
 正常な発達をたどるにせよ、個人が発達するにつれてこれらの投影は減り彼は自分のアンヴァレンスや愛や憎しみへの依存により耐え得るようになる。言い換えれば、彼はメラニー・クラインが抑うつポジションとして描写したものへと動くのである。幼児期において、子どもがサポーティブな環境にあって、そして母親が、子どもの投影に耐えコンテイニングすることができ直感的に子どもの感情を理解し耐えることができるなら、この過程が促進される。ビオンBion,W.R.はメラニー・クラインの研究のこの側面を洗練させ、発展の、母親が幼児にコンテイナーとして使われることができることの重要性と、このことを子ども時代のコミュニケーションの過程と結び付け、そして分析における逆転移の積極的な使用と結び付けた。子どもが、いったん統合の方向に向かい、衝動や感情をそれ自体として認識できるようになれば、投影せよというプレッシャーは減り、それに伴って対象への気づかいがますであろう。