うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

本が来ました!と、平成最大のベストセラー『バカの壁』で養老先生が警告していたことと、【しかし、そのような解釈をしても患者の人格全体が抵抗する。というのは、それが全体的なバランスを脅かし、より不安定にすると感じられるからである。】

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  本が来ました!読みたい本が、沢山ある中で、こちらを選ばせて頂きました。

前書きやあとがきだけ読ませて頂きましたが、自分が現場で行わせて頂く上において、参考になる事が記述されていると思われることが、書かれており、シュイターナーも、もうすぐ読み終えるので、楽しみにしています。

 

 

 昨日、仕事の合間に見ていたネットのニュースの間に、下記がありました。平成のベストセラーと言う所にあった様な気がしましたが、本屋さんでさくっと読ませて頂いただけなので、コメントはできませんが、ソクラテスのドクサの吟味に通じるようにも思いました。

 

  下記を読ませて頂いていて、人は安心安全感 の下でしか自分の能力を発揮できないし、自分の存在を認めてくれる場・人の存在も欠かせないなと、改めて思いました。

 何度も言っていますが、人は存在を認めてもらえないと(見てくれる人がいないと)生命すら危うくなってしまい、そのままフェードアウト(死に至ります)してしまうのを、何例も見ています。頑張って利用者を(他の施設を利用して安定して利用されているにもかかわらず)自分の所に引きこもうとしている施設があり、自分たちの安定して過ごされている方にまで触手を伸ばしてくる(笑)、無神経な(一度断っておきながらw)施設の職員がいると、ホーム利用者さんのお母さんが直に誘われたと(笑)、話してくれました(笑)。逆の立場だとどう思うのでしょうかね?イマジネーションが無いのが自閉症の特性と言われますが、職員にイマジネーションが無ければ、利用者さんの支援なんて出来る筈もないのに(笑)、大きな社会福祉法人の看板を背負っているから、自分の立場が保護されているというイマジネーションも湧かない職員がいる施設に、ご自身のお子さんを預けるなんて、本当に手塩に育ててこられた我が子の命を預けるなんて、もってのほかだとの気づきも出来ないのでしょうか?信用とお金は、後からついてくると言うのも、自分で事業を起こした(やっていてもそれを感じる事が出来ない方が大多数かもしれませんがw)ことがないと、そのイメージも湧かなくて、上からの指示のみで脊椎反射のように、動いてしまっているのでしょうね?社会と言うのは、法律で動いているというのも、おそらく分かっていないのかも知れません。自分のやり方が法律とでも思っているようにしか感じられない、夜勤明けでした(笑)。

 

 

 ~時に投影性同一視は大規模に使用されるので、私たちは患者が幻想の中で自分の全自己を対象に投影して罠にとらえられたと感じたり、あるいは閉所恐怖症的に感じたりしているかもしれないという印象を受ける。いずれにしてもそれは個人から自身の心との接触を取り除く強力で効果的な方法である。時に、心はスプリッティングの過程によって弱められ断片化されうるし、投影性同一視によって空にされうるので、人は空っぽに見えたり疑似精神病に見える。

 ~たとえば、投影性同一視は各人が彼自身の仕方で作り上げた万能的なバランスの一側面でしかないということを念頭において、患者の自己の失われた部分を探し出し、患者に返そうと分析は企てる。しかし、そのような解釈をしても患者の人格全体が抵抗する。というのは、それが全体的なバランスを脅かし、より不安定にすると感じられるからである。