うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

昨日の日中と、【彼女は現在こうしてバランスを保っているのであり、これは幼児期のほとんど偽りに近い理想化と関係がある。】

 

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 昨日の日中は、賑やかでした!

いくつかのグループに分かれましたが、自分は女性職員さんと、外食グループになり、皆さん、本当に楽しそうでした!季節的に色々ありますが、気候が安定するまで、お互い我慢ですね!

 

 

 下記は、不穏になられた方の支援に、一考察を与えてくれました。安心・安全感をあまり感じた事が無い方々は、複雑になっている防衛の一つひとつを見分けて、一つひとつずつ、その絡みをほどいていく必要があるので、まずは、環境設定(物理的・時間的・精神的にも)をさせて頂いて、少しでも安心・安全感を感じて頂けるようにしてからでないと、効果がないと思われます。そのなかで、下記の場合は、対象を理想化することで、それが偽りであっても、心的に落ち着けるのなら、その偽りを最初は利用させて頂いて、徐々に直面化することによって、抑うつポジションに持って行くことができれば、本当の意味での正気が現れて来るのではないのでしょうか?本当に辛い状況にある方に、励ましの言葉など、逆効果でしかないので、同じ気持ちを感じることから始めなければいけないとも思われます。

 

 

 

 ~私は、痛みと絶望に対する原始的な防衛の転移における再体験について述べているのだが、それは専門用語を使わなければ「そんなことはないよ、大丈夫だよ」と言って現実を否認して、合わせてすべてがうまくいっていると分析家も患者も納得しようとするというような状況として描くことができる。そして抑うつや孤立の束の間直面した時には、分析家であり母親である私自身との関係の親密であたたかいかのような理想化されたイメージにしがみつくという現象が現れる。彼女は現在こうしてバランスを保っているのであり、これは幼児期のほとんど偽りに近い理想化と関係がある。彼女は幼い頃からこの理想化にしがみついてきており、それは彼女が正気を保つのを助け、この理想化を中心にして彼女の人格は組織化されてきた。この時期、セッションにおいて、この組織が強力に保持されていたので洞察の入る余地はなかった。