うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

田原アールブリュット展と、【そして極度に硬直した性質の、乳幼児期からの防衛メカニズムの特有の組み合わせからなっているということがわかる。】

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 月末まで、豊橋商工信用組合田原支店(セントファーレ)で、アトリエ・カーグ主催の、田原アールブリュット展が開催されています。

 写真より、色鮮やかで、迫力がありますので、ご高覧のほどよろしくお願い致します!

 

 

 

 

 下記の2つは、現場で常に頭の中に置いておかなければ、きちんとした支援が出来ません。慣れや勢いだけで支援が出来ていると思われておられる方が大半なので、本当に心の中に入り、こちら側から同一化し、本当に同一化出来たら、徐々に離れて行くと言うことを、何度も繰り返してやっと支援ができること、せめてうたたねの職員には口酸っぱく言い続けたいと思います。

 後から出て来ますが、素材だけ見て、支援が出来ていると思っているのは間違いで、素材とその方の両方を見れるようになってやっと支援が成り立つということだと思っています。よく言われる試合に勝って、ゲームに負けたと言うのも、同じ意味ではないでしょうか?試合にもゲームにも勝つ戦略を、本当は考えないといけないと思われます。

『その防衛の組み合わせが非常に強力で直接的なので、彼は自分自身の運命に能動的に関わっているようには見えず、自己の望ましくない部分を投影した相手の人びとを仲立ちとして、その運命を絶えず再体験しているだけに見える。』

 

『彼は受動的に体験しているのではなく、依存と依存に伴うさまざまな感情とに耐えるよりもむしろ能動的にスプリットし、投影し、取り入れている。かくして、いわゆる受動的な反復強迫反復強迫現象の全体像の一部であること、そして極度に硬直した性質の、乳幼児期からの防衛メカニズムの特有の組み合わせからなっているということがわかる。』

 

 

 

 

 ~最後に、私がこれまで記述してきた反復強迫のタイプの一見したところの受動性について一言記しておきたい。その受動性は、個人が彼の主要な不安に対してある防衛の組み合わせを用いているという事実に起因すると思われる。その防衛の組み合わせが非常に強力で直接的なので、彼は自分自身の運命に能動的に関わっているようには見えず、自己の望ましくない部分を投影した相手の人びとを仲立ちとして、その運命を絶えず再体験しているだけに見える。言い換えると、フロイトの説明がある程度示唆しているように、彼は受動的に体験しているのではなく、依存と依存に伴うさまざまな感情とに耐えるよりもむしろ能動的にスプリットし、投影し、取り入れている。かくして、いわゆる受動的な反復強迫反復強迫現象の全体像の一部であること、そして極度に硬直した性質の、乳幼児期からの防衛メカニズムの特有の組み合わせからなっているということがわかる。そしてそのことが、依存に関する問題が再活性化されるたびに繰り返されるということであろう。