うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

片付けと、美味しそうな魚と、【羨望の性質と、羨望を認識し、それをパーソナリティに統合していくのを妨げる防衛をよく理解することで、患者に現れる反復強迫に耐え、理解し、コンテインすることができるようになる。】

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 今日は、休みでしたが、すろーじゃむを塞ぐように置かれている粗大ごみを、片付けに行きました。小さなものは親分に頼み、大きなものを解体して2回資源化センターに一人で運びましたが、2回で約600kg分(秤で計られました)投げ入れてきました。

 身体を動かしている方が、個人的には良いかも?ですね!

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 お昼を買いに行ったお店は、魚が安かったです。関係ないですが(笑)、個人的に太刀魚が大好きなので、100円で処理してくれるとのことで悩みましたが、直ぐには帰宅できなさそうでしたので諦めました。

 

 

 ウィニコットは、どちらにでも解釈できるような、記述だとよく言われますが、ウィニコットが言っているように、誰も自分の言うとおりにしても自分と同じようにはできないって、最初読んだ時には、偉い自信がある人なんだな!と思いましたが、沢山の本を読ませて頂いたり、現場で真摯に向き合っているうちに、ウィニコットの言いたいことが理解できるようになってきました。支援者にも今まで生きてきた歴史や過去があるように、利用者さん達も同じなので、支援者×利用者さんだけの支援方法ができるので、いくらウィニコットの言うようにやったところで、支援者もウィニコットではないし、利用者さんも、ウィニコットの患者さんではないので、当たり前と言えば当たり前ですね。でも、世の中には、ステレオタイプの方が非常に多いので、レクチャーが無かったとか、マニュアルがないとか、強く批判される時が多いです。

 アスリートやミュージシャンは、試合やライブに臨む前に、真剣に自分を追い込むような、的を得た練習をしています。自分達もそれでお金を頂くのなら、現場に臨む前に、的を得た、自分を追い込むような勉強をしておかないと、現場に出ても何も結果を残せないのは当たり前なのではないでしょうか?

 それから現場で、しっかりと見ていないと下記の様なことにも、何も感じる事無く、ただ年月が過ぎ去って行くことでしょう。単なる、慣れで支援が出来ていると勘違いしている方が、あまりにも多くて、慣れも必要ですが、臨床心理学などの学習も必須です。その両方がないと、きちんとした支援は無理ですね。

  ~対象から離れることで、対象をよりはっきりと見ることができるようになり、その現実ーー羨望を向ける良い側面と、恐ろしい悪い側面の双方ーーに向き合うことになった。

 同時に分離することで、以前よりはっきりとかつ現実に、自分を見られるようになり、自分の良い面と悪い面も露にされるようになった。

 羨望は即座に分裂排除され否認されるので、彼はたえず自分の良い性質に対する破壊的な攻撃を予期し、また攻撃を惹き起こすことも多かったのである。
 羨望の性質と、羨望を認識し、それをパーソナリティに統合していくのを妨げる防衛をよく理解することで、患者に現れる反復強迫に耐え、理解し、コンテインすることができるようになる。

 これらを理解できると、反復強迫は、すべてこころの変化に対する抵抗と同一化されそうなものと認識することができ、分析を行う上での通常の困難の一部と見ることができるようになる。

 私たちの理解はクラインの詳細な記述、とくに羨望に光を当てたこと(1957)と、死の欲動を理解し、そしてその現れに対して決まって加えられる防衛への理解を深めたことに非常に多くを負っているのである。