うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

昨夜の誕生日会と、“使い捨てないラップ”と、【ビオンの考え方を別の言い方で言い換えると、痛みを体験する可能性を持ち始めた患者は喜びを体験することもできる。】

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 昨夜は、はるくんの誕生日会でしたが、自分は、入浴介助でメインの場には、いませんでした。まだ、入浴介助が終わっていなかったので、一区切りついたときに、夕食より先にケーキを頂きましたが、直ぐに入浴介助に入ったので、楽しそうな場にはいる事が出来ませんでした。

 まあちゃんが一番嬉しそうだったので(笑)、まあちゃんの誕生日?って、思わず聞いていました(笑)。

 りえさんは、さっきまで食事をされていたのに、ケーキは誰よりも早く食べられたようです!主任さんが時間外で買って来てくれたケーキは、本当に美味しかったです!

 

 

 先程、朝食を食べながら、メールチェックしていたら、ジャパン・デザインネットさんからのものに、下記の様な紹介がありました。中々魅力的ですね!

 自宅で使うにはいいですが、施設では無理ですね.......。

aco wrap

すべて天然素材でつくられた、“使い捨てないラップ”

https://www.japandesign.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/mitusrou-item2.jpg

 

 

 

 

 10歳の女の子の虐待死が、自分の中で、自分の過去へと向かわせて、未だに辛い気持ちでいっぱいです。

 ドイツの格言で『親になるのは簡単だが、親でい続けるのは難しい』というのがあると、どの本だったかは忘れましたが、精神分析の本に書かれていました。深く考えると、結婚や出産が怖いことになってしまいますが、この格言は重いですね.....。

 

 

 下記は、ベティ・ジョセフからの引用ですが、現場での支援でも言えることです。

産みの苦しみと言う言葉もあったり、ギターもアートも、勿論支援本当に真剣に向かい合い、学習することは本当に辛くて苦しい物ですが、それを越えないと、何も会得できません。

 

 『ビオンの考え方を別の言い方で言い換えると、痛みを体験する可能性を持ち始めた患者は喜びを体験することもできる。』は、本当にそう思います。

 

 

 

第6章 心的痛みの経験へとむかう動き

 これらの患者はある種の親密さ、分析家との特別な関係を持つ傾向があるが、深いところでは分析家の心や身体に自己を幻想化して投影しているようで、親密さはこのような親密さであって関係したり接触したりする親密さではない。通常そのような患者はこれを認識しておらず自分が分析家にとても傾倒しており肯定的であると信じているが、それが真実からほど遠いことが後に判明する。
 この状態から徐々に抜け出る時には、理解できないような極度の痛みや大きな苦悩がもたらされる。その痛みに対して患者は、対処するには他に方法がないと信じて、よく麻薬やアルコールで具体的に静めようとする。このような状態から抜け出す時の最初の反応は、しばしば興奮状態や至福の状態の深い喪失であり、それゆえ疲弊状態であり、この疲弊感の性質はゆくゆくは十分に明らかにされることが重要なことである。しかし長い目で見れば、その状態から抜け出ることは、ゆくゆくはこれらの患者に大きな感情を幅と豊かさがもたらされ、あるいはビオンの考え方を別の言い方で言い換えると、痛みを体験する可能性を持ち始めた患者は喜びを体験することもできる。