うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日の日中と、【現在における過去を分析することによって、患者の自我はより統合され、その結果強くなる。】



 今日の日中は、蔵王山の展望台のプロジェクション・マッピングを楽しみに行きました!
kさんは、魚を踏むのが上手くなり、余裕でした。
 お天気が今一つだったので、少しでも体を動かせればと思い行ったので、良かったです。

 昼食はすき屋で牛丼を頂き


 お風呂上りに飲むジュースを、イオンでセルフレジで購入してうたたねに戻りました。

 おっちゃんは、今日は事務仕事と、渥美での入浴介助が仕事なので、その後少し事務をしてから渥美に向かいました。




 本は、学齢児さんのバスを待つ間に読みました。
下記を読んでいて、サリヴァンが、その人の職業意識は、現在働いている状態を見れば分かるし、以前の働き方は、既に過去なので、それを評価するには、尾ひれがつき過ぎて信用に値しないと書いていたのを(言っていたのを)思い出しました。ビオンのいうところの記憶でしょうか?
 今ここで起こっていることから、過去に結びつけるのには、転移を利用するしかなのでしょうか?



〜私の最後のポイントは、現在についての解釈が生活史上の過去につなぐことに関している。こうすることの理由は主に、過去が転移のなかに現れてくるに従って、その過去を生活史上の過去に結び付けることによって、患者が人生の連続性の感覚を得るようにすることだと思う。現在における過去を分析することによって、患者の自我はより統合され、その結果強くなる。 解釈を生活史上の過去とつなぐことは、患者に自分の体験の当面性や、分析家との身近さの双方から、距離をおくことで、患者は自分の問題の大局をつかみやすくなり、自分の過去に対しての見方について考えることを促す。分析家との間柄の当面性から離れてみることは、患者にしばしの間、分析家は彼の内的対象とは違っており自分の問題を苦労していっしょに解く人物であるという見解を与える。しかし、推測された生活史上の過去とつなぐことが役立つためには、患者が現在における過去の状態を体験し理解したときのみにそれが成されることが望ましい。 私が“再構成”よりも“過去とつなぐ”という表現をもっぱら使用していることにお気づきだと思う。真の再構成の仕事は転移のなかで行われていくと思う。私たちとの間で何度も何度も内的対象との問題を繰り返すことによって、患者はそれらの対象との関係が展開していく様を分析のなかに表し出す。解釈は幼児期や児童期に用いられた古い防衛に相当する防衛を作動させる。それらの防衛は理解されて新しい解釈のなかに明確に述べられる。それらの解釈が実際の再構成を形造るのである。患者が自分の過去や実在の外界対象との間柄を理解するのは、ここにおいてのみである。患者が現在を解釈していくと、患者はしばしば過去からの光景、つまりさまざまな人々との間に生じた出来事を思い出す。あるいは過去のエピソードを語る。現在についての解釈は患者の過去につなぐことよりも明確かつ正確であり、私は過去につなぐことは、患者が自分自身でより正確な自分の過去とのつながりをもたらせるようゆるやかな形でなされるべきであると思う。私たちが現在について解釈するにつれて、患者の内的対象との関係は変化し、私たちの目の前で少しずつそれらの関係がどのように創り上げられたのかが明らかになる。そしてその私が強調してきたように、それらの変化は、過去と現在を同時に解釈することによって得られる。