うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ギターの弦と、【子どもの顕在行動に対するサポートシステムの直接的影響ははるかに小さく、赤ちゃんの表象への影響はほとんど考慮しなくてよい。なぜならサポートシステムの努力は、主に母親の養育機能に向けられているからである。】


 弦を張ってから2ヶ月が過ぎましたが、ご覧のとおりです。初めの滑りやすさがなくなって、個人的には弾きやすくなっています(笑)。
まめに弦を拭いているわけではないので、凄く持ちますね!
 今度はどの弦にと、また悩んでいます.....。




 本は少しだけ読みましたが、復習です。


 下記は取り敢えず目を通して頂ければ、後がらくになると思われます。



第1部 親−乳幼児心理療法のシステム


第1章 臨床場面の概観

 〜この図式は、サポートシステムが母親の表象(主として母親としての自分と個人としての自分の表象)に対して最も大きく直接的な影響を及ぼし、そしておそらくそれと同じくらい、母親が赤ちゃんに対してとる行動に影響を及ぼすであろうことを示そうとしている(縦の矢印)。子どもの顕在行動に対するサポートシステムの直接的影響ははるかに小さく、赤ちゃんの表象への影響はほとんど考慮しなくてよい。なぜならサポートシステムの努力は、主に母親の養育機能に向けられているからである。 このモデルで強調している基本点は四つある。第1にほとんど全ての要素は常に存在し、作用しているということ、第2に全ての要素は相互に依存し合っているということ、第3に全ての要素は動的で、相互に影響を及ぼし合う関係にあるということ、最後に、そして最も意義のあることは、治療行為が成功してどれか一つの要素が変化すると、個々の要素全ての変化をもたらすということである。たとえば、母親が母親としての自分自身を主観的に体験する仕方ーーつまり乳幼児の共にいる彼女自身の表象(M rep)ーーを変化させることができるならば、彼女は少なくともいくつかの相互作用の中で、乳幼児に対してそれまでと違う振る舞いをするようになるだろう(つまり、M actも変化する)。すると、乳幼児は新しい相互作用の現実に適応するために彼の行動(B act)を変えなければならないだろう。乳幼児の相互作用の表象(B act)は、繰り返す相互作用中で起こることに左右されるので、現在と未来の相互作用の表象を再調整することによって、彼自身と母親で行動の変化を考慮に入れなければならなくなるだろう。つまり、彼の表象(B rep)は変化することになるだろう。このように、最初の変化がどこでなされようと連鎖反応が起こる。母親の表象(M rep)でなく相互作用行動(M act)が変化した場合も、最終的にモデル全体に変化が広がることになるであろう。この観点からみると、異なる治療的アプローチは、動的に相互依存している一つのシステムに対して、異なる入り口(ports of entry)から入っているのだと見なすことができる。これがあてはまる限り、システムの性質(nature)というものが、最も強力で、例外なく存在する共通性であって、それが、特定の臨床的介入を、一般的な臨床効果へと変容させるのである。治療行為はシステム全体に広がるので、最初の変化がどのように、なぜ、どこから引き起こされたのかは、ほとんど問題ですならない。このようにして、臨床場面にある関連しあった要素が、初期には異なっていたアプローチから共通の結果を引き出すのであろう。このことがどの程度あてはまるかについては、第10章で検討する。〜