うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

狂い咲き?と、【親−乳幼児関係をどのように扱う場合にも、多くの母親が考えたり感じたり行動したりする際の、身についた傾向の特殊性を考慮に入れなければならないということが、しだいに明らかになってきた。】


 先日、芦が池に散歩に行った時に、樹皮を見たら、おそらくソメイヨシノと思われる桜の木に、ちらほら花が咲いていました。
猛暑が急に涼しくなったりしたので、狂い咲いたのでしょうか?

 また来週真夏日になる日があるようなことを、NHKのニュースの中の天気予報で見ました。只でさえ、夜勤帯の室温管理が難しい時期ですが....。


 今日は、事務仕事の日でしたが、午前中ケース会議があり、初めて親御さんが、職員として入ってくれ、初めての参加でしたが、これを毎月してもらっているのか?有り難い!と言って下さったので、職員全員が浮かばれた気がしました。ありがとうございました!




 今回も、特異性よりも、非特異性と言うことが取り上げられています。周囲でも、ドラマッチックな展開だったり、学術的なことじゃないと、振り向かれませんが(笑)、日々平穏に過ごせているということが、どんなに大事なことなのか?本当に分かっているのだろうか?と、いつも思います。福岡先生の、『変わらないために、変わる』というのが、分からない方が多すぎやしませんか(笑)。
 不穏にならないために日々努力して、何事もないように過ごして頂くと言うのが、本当のプロだと信じてやって来ましたし、これからもやっていくつもりです!



 本は、今日も早めに出て、ファミマで読みました。



 下記は、障がいをお持ちの方々にも当てはまりませんか?
 『様々なアプローチを調査し、それらが一般的にもっている特質を解明して行く過程で私が気づいてきたのは、母親とは別種の患者ではないし、単なる幼い患者の親でもなく、単なるシステムの一員でもないということである。』 

 下記は、逆に支援者に当てはまりそうですね!
現場では、きちんとけじめをつけることを、一番大事にやらせて頂いています。基底欠損水準の方々は、事象や対象の枠がボケているという勉強もしましたが、皆さんがそうでなくても、それに当てはまる方も多く居られるので、その方々には、その考え方が有効です。
 乳幼児が、成長するにつれて、お母さんにもお母さんの生活があり、人生があるという言葉も、自分の中ではいつも浮かんでくるので、それも、けじめの一つとして出せるようになりました。
 『母親は彼女自身のユニークな時代を生きている女性であり、ユニークな文化的役割を果たし、また種の存続にとってユニークで本質的な役割を果たしている。親−乳幼児関係をどのように扱う場合にも、多くの母親が考えたり感じたり行動したりする際の、身についた傾向の特殊性を考慮に入れなければならないということが、しだいに明らかになってきた。』 


 

私がここで用いる方略は、治療的アプローチがおよそ等価だという仮説を受け入れ(初めからこれを信奉していたわけではないが)、様々な親−乳幼児療法の共通性を詳細に研究したり同定したりすることによって、今日の状況を好転させることである。これは決して新しい方策ではなく、FrankとFrank(1991)が30年以上にわたって成人の心理療法について行ってきたことである。 この方略をとる理由は主に2つある。第1の理由は、各種療法の非特異的な性質の方が、ユニークで特異的な性質よりも望ましい結果を生み出しているという経験的な状況に密着している。第2の理由は、共通の性質こそが、新しい治療の特色を明らかにするからである。すでによく知られ、限定されている臨床領域では、様々なアプローチを較べてみた時に、それらの非特異的な性質というのは、さほど興味をひかないもの(むしろ余分な雑音)のように思えるかもしれない。しかし、われわれがやろうとしているのは、新しい、また知られていない、ほとんど記述もされていない臨床領域、つまり親−乳幼児療法の性質を明らかにし、詳しく描き出すことである。 そしてこれを最も深いところで行う方法は、あらゆる種類の親−乳幼児療法に共通性があるかどうかを調べ、その一連の共通性が、他の領域(または対象や理論)での療法に見られる共通性と異なるものかどうかを評定することであろう。それができればわれわれは、親−乳幼児療法に伴うユニークで一貫した性質について語り始めることができる。そしてこうした特質が心理療法の領域一般に対して寄与できるかどうかも問い返すことができる。 様々なアプローチを調査し、それらが一般的にもっている特質を解明して行く過程で私が気づいてきたのは、母親とは別種の患者ではないし、単なる幼い患者の親でもなく、単なるシステムの一員でもないということである。母親は彼女自身のユニークな時代を生きている女性であり、ユニークな文化的役割を果たし、また種の存続にとってユニークで本質的な役割を果たしている。親−乳幼児関係をどのように扱う場合にも、多くの母親が考えたり感じたり行動したりする際の、身についた傾向の特殊性を考慮に入れなければならないということが、しだいに明らかになってきた。この認識から母性のコンステレーションという概念が導き出されている。この概念は異なったアプローチに見られる共通性をより解りやすくするし、親−乳幼児療法に共通する方向性を記述し始めるにあたってたくさんの糸口を引き寄せる概念である。〜