うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ジェンガと、うたたね楽団と、【解釈がフラストレーションを招くのは、分析医が、患者が感じていることを理解し、患者が動転している道理を認めながらも、患者のニード通りには動かないからである。】




 今日は、強い台風で、日中の事業所や、就労されている方も、仕事に行けず、皆さん休みになりました。
停電しない内に、入浴を済ませたと連絡がありました。職員さん達にも早く帰って頂き、夜勤はちょうど親分だったので、大丈夫と思われます。風のピークはもう少しの様ですので、もう少しの我慢ですね。
 嫌になるくらい、今年は台風が多いので、うんざりですね......。


先程、うたたね楽団の写メが送られて来たので、追加します!
何の音楽をやっているのか?気になります(笑)。なんせ夜勤が親分なので(笑)。ジェンガの箱も何してるんだか.......。



 今日は自分は休みだったので、午前中、歯医者さんに行くまで、本を読みました。
午後からは給与計算等、事務仕事を自宅でやっています。



 下記は、現場でも本当に重要なことだと思っています。大体の施設が、対症療法的な支援歯科出来ていなくて、今が何とか過ごせれば良しと、特に日中の施設の方が、そういう傾向を見ます。
 速効性はありませんが(速効性がある物は、直ぐに効果がなくなります)、受容より共感で、時々、共感不全を意図的に作って、適量のフラストレーションを感じて頂くことを、繰り返し、繰り返し体験して行くことによって、治癒や寛解に向かって行けるし、知的に障がいをお持ちの方々にも、基底欠損水準から、少しエディプス水準に向かって行けるように感じる事も多々あります。

 『解釈がフラストレーションを招くのは、分析医が、患者が感じていることを理解し、患者が動転している道理を認めながらも、患者のニード通りには動かないからである。』


 大きな被害が出そうな台風ですが、被害が小さくて済むようにと、祈るしかありませんね......。





3)治療過程における適度のフラストレーションと構造形成 精神分析的治癒は、心理的な構造が敷設されることによっておこります。自己心理学が心的構造という場合、もちろんそれは自己の構造です。
 この構造をを構築していく過程が、自我対象の機能の変容性内在化です。Kohutが変容性transmutingを強調するのは、内在化される過程で自己対象の機能は、その姿を変容するからです。つまりそれはわれわれが口にする異種タンパクが、体内で消化され同化されて初めて、われわれ自身の血となり肉となるように、自己対象の機能は変容を受けて初めて、自己の一部となりうるのです。 この変容性内在化を促すのが適度のoptimalフラストレーション。 ふつう、治療者の適切な解釈は、適度のフラストレーションを起こします。
 「解釈がフラストレーションを招くのは、分析医が、患者が感じていることを理解し、患者が動転している道理を認めながらも、患者のニード通りには動かないからである」(p.103)。

 そしてKohutは、このプロセスが、あらゆる精神分析的治癒に当てはまると考え、次のように主張します。
精神分析自己心理学によって進歩した、適度のフラストレーションによる構造の構築理論は、分析可能な自己愛障害の分析にだけでなく、古典的な葛藤神経症にも当てはまる」(p.107)。 Freudによって代表される啓蒙の時代の精神に則り、治癒は理性の違いによって起こると信じたJ.Strachey(1934)などの分析医たちとは違い、自己心理学的知識のある分析医は、精神分析的治癒の治療的基本ユニット(単位)が、分析可能な精神病理に関する限り、知識の拡大ではないと考える……正しい解釈という形で被分析者に与えられる、ニードや願望の適度のフラストレーション。そのフラストレーションを通して起こる心的構造の蓄積accretionが、治癒の本質を構成する」(p.108)。