うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ブロッコリーと、【成功しなければ、疾患は慢性状態に移行する。】


 今日は休みで、用事も自分の受診だけだったので、ゆっくり起きて、ひーひー王子の散歩をしていたら、農家の方が、いい物じゃないけどってブロコリーをくれました。
2つはうたたねに持って行き、一つだけ自宅で頂きます!ありがとうございました!

 それから受診に行きました。事務仕事は山積していますが、O型なので急かされないと一気にできません......。まあ、総会も控えているので、そろそろ一気に片付けないといけませんね.......。




 本は、受診まで時間があったので、ファミマで(笑)読みました。後、一章で、第二部に入ります。
今回は、順番が前後しましたが、少し戻って順番通りになりました。
 病は気からと、昔から言いますが、昔の人の方が色んなことに敏感で、森羅万象から、目の前の対象(大事な)のことに、全身全霊で向き合っていたように思われます。
スピードだけしか、認められないこの時代には、精神分析的な時間のかかる技法は認められないし、直ぐに効果がある物は、人の眼をひきつけますが、人も組織もじっくり育てて行った方が、何かあった時に本当に解決できる力が付き、少々のことでは破壊されない人、組織が出来るように思っています。
 速効性が必要な方やその時期には、行動療法的な技法を使い(短期目標的な)、その方が本当に自信ができるように持って行くのなら精神分析的な技法を使って(長期目標的な)行けば良いと思っていますので、行動療法的には解決しても、どこか自信なさそうならば、行動療法的な技法を繰り返し使いながらも、精神分析的な技法で、心の深くまで入っていければと思いながら、いつも支援をさせて頂いています。簡単なことではありませんが、色んなことをさせていただいてきた人間には、簡単なことも大事ですが、困難なケースの方に向かってしまう自分を見つけてしまいます.......。



成功しなければ、疾患は慢性状態に移行する。とは、身体の“病んだ”部位に恒久的に備給が行われるということである。この結末は精神神経症の産出と全く似ている。こちらの場合にも新しい適応への傾向性は持続する。この場合も効果的な機制の一つにエロス化がある。違うのは、恒久的に調和を妨げ、新たな適応を必要にさせる原因である。
 他の角度からすれば、慢性疾患は性格と比較できる。どちらの場合も、出発状況は当の個体の性質によって決まる。すなわち、その人の今の素因である。新たな適応を必要とさせた外的条件は、こちらの場合には、教育の要請によって創り出される。あちらの場合には“病因因子”によるというわけである。いずれの場合にも、その人は、生じた葛藤に対処する準備がないことが証明書されることすなわちです調和的に適応できないのである。慢性疾患と性格とが実に親戚関係にあることは、ある病気がある性格の持ち主に現れるという、古くからの経験的事実が示している。胃病患者はいわゆる「酸っぱい」「にがい」人であり、肺病患者は一般に性急で過敏であり、心臓患者は心臓の律動に過剰で、など。私はこの領域には経験に乏しく、性格構造が疾患の素因を創り出すのか、逆に疾患が性格特徴を変えるのか、いずれとも決することができない。いずれにせよ、患者の疾患と特異的性格構造は精神分析治療を行うことによって通常ほぼ同時に解消される。