うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

たまごの学校と、3連休が終わりましたと、【第3章 カプセル化状態と混乱錯綜状態】(タスティン入門より)


 今日は、皆さんでたまごの学校へ行って来ました。



キャップを被ったり、エアーを浴びた後、DVDを見て学習してから、実際にたまごの選別をさせて頂きました。


 パックにも入れて、シーラー(自動でしたが)までさせて頂きました。
積極的な方、見ているだけの方、時々走り回る方がいましたが、それはそれで学校の方もOKでした!
 お土産に卵を4ついただきました!

 マックでの昼食時も、ご配慮を頂き本当にありがとうございました!助かりました。





 昼食後は、2班に分かれおっちゃん組は南ジャスで、ウィンド・ショッピング!
1F,2Fを大分歩きました。




 アプレシオから始まった、うたたねの3連休!

最後は、池ノ原でお薄を頂いて、終わりました!

 月末には、はま寿司で誕生日会があります! 残念ながらおっちゃんは、招待を受けていませんが......。


 今日も早めに出勤して、マックでコーヒーを飲みながら(親分支給のチケットでw)『タスティン入門』を読んでいました。
下記は先日読んでいた部分ですが、段々核心に近づいている感があります。
下記の3点は、非常に考えさせられましたが、変化できる可能性があるなら、2〜3年くらいかけてじっくり変えていけばいいと思っていますし、変化した例ももっています。
 とりあえず焦らないことですね。全てには時がありますし、利用者さんたちは非常に正直です。


『この子の限界が正しく理解されたとき、クラスの雰囲気は穏やかになり、教師の志気も復活したのである。期待をゆるやかにするということは、心配されがちなように怠け心を促進するものではない。そうしたからといって達成度が下がることはなく、クラスのコミュニケーションも促進される。』


『こうした子どもたちとの関係を維持しバランスをとるのは難しい。けれど秩序や日常生活をコントロールすることができれば、混乱への対応は可能になる。それは安全感と予測感を育てるために基本的に必要なことである。子どもとの協力関係についていうと、子どもに友好的な時期があるのは確かだが、それに頼んで協力を得ようとすることは難しい。葛藤にさらされると瞬時に、子どもは敵対的になる。これは、忘恩でも復讐でもない。子どもにフラストレーションを起こさせると緊張が高まり、パニックに向かう。』


『必要なのは安定性である。子どものかんしゃくやフラストレーションに尻込みしないで、迫害を加えずに反応を抱えることこそ大切である。その情熱のバランスと志気は混乱した子どもたちによって厳しく吟味されるのである。』






第3章 カプセル化状態と混乱錯綜状態 
 〜学習障害児のための特殊学校では、Bのような子は、可能性があると見えるので、教師からは歓迎される。教師たちは1983年の教育法以前には、教育不能とされた子どもまで教育させられていたからである。そのような不毛な教育現場において、混乱状態にある子どもは、教育への興味を湧かせ、情熱を湧かせたのである。しかし、不幸にも、この初めの信頼はすぐフラストレーションや失望に代わってしまった。教育可能と思ったのに、どうも単に怠けているだけにみえる子どもに熱心に教えることは、教師の志気を弱めることであった。〜

〜教師はBが少しであるが、読めることが嬉しくて、Bの能力を改善させようと考えたのである。そして、Bの能力レベルに見合うと教師が考えた勉強をさせようとしていた。個の女性教師は、Bの拒否は怠けからきたものだと思い、集中させ、勉強させようとしていた。Bが椅子から立ち上がり、部屋をふらふらし続けると、教師はBを動けなくしようとして、机を部屋の隅に移し、少し集中することで勉強はできることを教えたいと思った。しかし、教師がBをコントロールしようとすればするほど、Bは絶望し、より
反抗的になったのである。
 教師はこの方法が作り出す恐怖が時を追って拡大していることに気づいていなかった。Bに集中を教え、説得し続けようとこの教師が考えたこと、それは情緒的な接触にひどく耐えられない子どもにとっては、トラウマとなる迫害の経験であり、Bは絶望的になってしまったのである。私が訪問した時、Bが窓の敷居の上がるのを止めさせようと、教師はテーブルの上に座っているところだった。
 この例に、他のやり方を導入するのは難しかった。なぜなら、教師はこの子を強化することに専念するばかりで、この子が恐怖の状態に置かれているかもしれないと考えることなどできなかったからである。
 最後は、教師がこの事態を見直し、少年の行動をこれまでとは違う理解をするまでに変化し、アプローチはかなり改善された。この子の限界が正しく理解されたとき、クラスの雰囲気は穏やかになり、教師の志気も復活したのである。期待をゆるやかにするということは、心配されがちなように怠け心を促進するものではない。そうしたからといって達成度が下がることはなく、クラスのコミュニケーションも促進される。
 こうした子どもたちとの関係を維持しバランスをとるのは難しい。けれど秩序や日常生活をコントロールすることができれば、混乱への対応は可能になる。それは安全感と予測感を育てるために基本的に必要なことである。子どもとの協力関係についていうと、子どもに友好的な時期があるのは確かだが、それに頼んで協力を得ようとすることは難しい。葛藤にさらされると瞬時に、子どもは敵対的になる。これは、忘恩でも復讐でもない。子どもにフラストレーションを起こさせると緊張が高まり、パニックに向かう。
 必要なのは安定性である。子どものかんしゃくやフラストレーションに尻込みしないで、迫害を加えずに反応を抱えることこそ大切である。その情熱のバランスと志気は混乱した子どもたちによって厳しく吟味されるのである。