うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

お薄と、ジャッキーと、禅画に教わる「人生訓」


 土曜日の夜勤明け、ひと寝入りしてから事務仕事をしようと思っていたら、日中の若い職員が遅れて来て(笑)寝る機会を逃し、起きていましたが頭がすっきりしなくて、コンビニで大福餅を買って来て、お薄を点てましたが、暑かったせいか?おもちが溶けて?どろどろになって、食べにくかったでです(笑)結局、頭が回らずうとうとして一日が終わってしまいました(笑)

 うとうとしていたら、まりちゃんが、ひーひー王子を家まで連れて来てくれました。そういえば、まりちゃんの元気が無いのを心配して親分が、朝うたたねに連れて行っていました。
 朝も1時間半くらい散歩に行っていましたし、昼からも沢山散歩した後に来てくれたので、ひーひー王子も満足でしょう!
 まりちゃんも良く眠れたのでは?と思います。
 寝ぼけていたので(笑)頭が回らず、おもてなしもできないまま、道路を挟んで隣にある職員の自宅にも猫や犬がいるので、一緒に行き猫や犬をまりちゃんに見せてもらいました。犬の名前はジャッキーというのも、こちらに越してから初めて知りました(笑)よく見ると可愛かったです。
 

 まりちゃんがジャッキーと遊んでいる間、おっちゃんは、キンシバイの花を3つ頂きました。

 まりちゃんを見送ってから、居間に投げ入れました。
部屋で見ると、鮮やかに見えますね!
 少し気が引き締まりましたが、時既に遅し......。夕食時間になり、食事を摂ると、眠気が....。早めに寝ました。 



難しい本は、読む気がしなかったので先日、買ってもらった『サライ』を何回か読み返し、印象に残った箇所をアップさせて頂きます。
 そのまますぎますが(笑)


 人生訓① ないものは求めても得られない
の箇所で、自分的には見慣れた雪舟の絵が出ていて、何気なく文章を読んでいると、解説の西村恵信さんが、この絵の解説をしながら、その元の『景徳伝灯録』の解説をされていました。
 絵だけだと、雪舟の力量の大きさに唯々ひれ伏すしかなかったのですが、解説を読ませて頂くと、この絵がより遠くなってしまいました.....。

 6世紀、インドから禅を伝えたとされる達磨が、少林寺で岸壁に向かって座禅を組んでいる。そこへ神光、後の中国禅の第二祖・慧可がやってきて達磨に参禅を乞う。誰が来ても振り向かない達磨。慧可はひたすら達磨の応答を待つ。
 雪が降り始め、慧可の膝が雪に埋もれても、達磨は依然として振り向かない。ついに慧可は自分の求道心を示すため左肘を切り、それを差し出した。作品はまさにその瞬間を描いている。

 慧可「私の心は安らかではありません。どうか私を安心させてくださ い。」
 
 達磨「その不安な心をここへ持って来るがよい、お前のために安心さ せてやろう。」

 慧可「不安な心を探し求めましたが、全く得ることができません。」

 達磨「そうか、お前のために、もう安心させてやったぞ。」

 まさに禅問答。何のことか、とっさには理解できない。「この話にはふたつの面があります。ひとつは、禅を究めるためには身命を惜しまず。つまり、道を求めるならは覚悟を示せということです。もうひとつは〈無心〉。慧可が得ようとした〈心〉というものは本来実体がのないものです。
 慧可はないものを求めて不安にかられた。しかし、ないものは得られないと分かった時、慧可は〈心〉を得た。そこで達磨が、安心させてやったぞ、といったのです」(西村さん)


 サリヴァンも〈心〉という言葉を使うのを避けていました。

 人生訓② 日常茶飯の中にこそ真実がある
 これは、自分の作品の帰納的標本の元の考え方です。

 他にも色々ありますが、
人生訓⑧ 「分かる」「教える」などとんでもない

 は身につまされます....。
 京都に行った時に(19歳)ある音楽サークルの中にギターの上手い方がいて、故郷に帰るので、今教えている生徒さんを代わりに教えてくれないか?と言われた時は断りました(笑)まあ、へたくそなので、正解でしたが(笑)北海道に行った時も、貧乏だったので(笑)人を集めてあげるから、ギター教室をしたら?と言ってくれた方もいましたが、お断りしました(笑)
 本当のミュージシャンは、楽譜が無くても、楽器を持ったり、声を出すだけで、音楽が溢れ出てくる方だと今でも思って居ますので、自分なんか、そういう面からみるとまだまだ未熟です。
 弟が、インディーズレーベルで、パンクバンドをやっていましたが、『ギターは負けるけど歌は勝った!』と失礼な事を(笑)言って来ても、弟には勝ってるかも知れないが(笑)まだ溢れ出るような感覚がありません......。

アートの方も、カルチャーセンターなどの誘いや、個人的に教えて欲しいと言われたことも多々もありましたが、全て断りました。
 
 音楽もアートも、自分が本当に理解しているのか?自問する度に、だんだん怪しくなってきます(笑)個人的には、他人に教える時間があるなら、もっとギターを練習して、よりたくさんのレパートリーを作りたいし、曲を作りたいし、アートに関しては、京都時代の自分の至らなさを見返す為に、それ以上の作品を作りたいという気持ちの方が大きいので、本当に時間があれば、そちらを優先したいです。

 福祉の現場でも、教えて身に着く物ではないし、自分が教えたと思っていたら、酷い勘違いかもしれませんね.....。
 でも、本ぐらいは読んでほしい(笑)

 雑誌の特集を読ませて頂くだけで、沢山学び、楽しませて頂きました。ウィニコットも読み続けていますので、徐々にアップさせて頂きます。ビオンも同時に読ませて頂いていて、6月中のは読み終わりそうなので、7月になったら新しい本を購入させて頂きます。
 ウィニコットクライン派が中心になる予定です。