うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

金曜日のうたたねと、【  ❲また❳増大する分業からは別の利点が生ずる。仕事場を持つと、サービス提供者は大型の固定的設備に投資することができる。加えて彼は業務を分割して、経費のかかる熟練補助員を未熟練労働に従事させなくても済むようにし、一時に一つ以上の修復の仕事を引き受けることができるのだ。】

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  金曜日は色々と用事があり更新ではなくて、保存したはずが(笑)、公開されていました.......。すみません.......。

 

 自分も2回目のワクチン接種が昨日終わり、31日に大学院に初登校出来るのを楽しみにしていましたが、首都圏がえらいことに........。登校用に衣類も揃えていたので、本当に残念ですね.......。

 

 下記のゴッフマンの個所は、サービスの歴史みたいになっています。今は大澤正幸先生の『考えるということ』を読ませて頂いていますが、下記に書かれたことが、論文や本を書く時にも大事な気がします。それを読む人にどう理解していただけるかと、自分が行うサービスの質を利用者さんたちがどう理解してくれるのかが、同じように思えるからです。

  〜こで私は修復周期に深い関わり乗るある一つの歴史的な覚書を付記しておきたいと思う。

 繕サービスに関連して過去百年ほどの間にわれわれが目撃してきた基本的変化の一つは、車を引いた行商とか御用聞きが行われなくなってきたことと❲同時に❳仕事場の装備複合体the workshop complexの発展である。

  サービス提供者が依頼人の許に自ら道具持参で出向く代わりに、依頼人がサービス提供者の許に来て、故障したものを彼に預け、のちに改めて修復の済んだ所有物を受け取りに来るのである。

 うまでもなく、自分自身の仕事場を持つことにはいろいろ有利なことがあるので、これが仕事場の誕生に一役演じたことは明らかだ。多くの場合、依頼人も、一年周期、一月周期、一週間周期で特定の日を決めて家庭訪問してもらうより、住所が固定していて継続的にサービスを提供してもらえる方を喜んだのである。

  ❲また❳大する分業からは別の利点が生ずる。仕事場を持つと、サービス提供者は大型の固定的設備に投資することができる。加えて彼は業務を分割して、経費のかかる熟練補助員を未熟練労働に従事させなくても済むようにし、一時に一つ以上の修復の仕事を引き受けることができるのだ。

  一つことを手がけているときそれから離れる必要もないし、また仕事と仕事の合間に無為に時間を過ごす必要もないのである。修復を要するものが仕事場に保管されている間の時間を遣り繰りして、自分の労働を❲それぞれのものに❳配分することができるのである。