うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

木蓮の花と、神経科学に学ぶ、極度のストレス環境で冷静さを保つ方法と、【「しかし、『通道』で形成されたその回路を、われわれはそれでも、われわれの内部的な心的空間として経験するようになる。そして、ひるがえって、今度はわれわれの側から、われわれが外部の現実を認識するようになると、その現実の吟味に当たって、われわれの判断力にとっての『残余』が、外部の事物に相当するようになる(p.481)】

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 きれいなモクレンを見かけました!

喘息の新しい吸入剤が2週間しか12月までは出せないので、2週間おきに来てくれとのこと........。一番ひどい時期なので仕方なく行ってきました......。
 

 下記は、 ポリヴェーガル理論が浸透してきた証でしょうか?

 極度の脅威にさらされると、生物学反応として闘争・逃走反応が生じることが知られている。だが、神経科学分野で提唱されている「ポリヴェーガル(多重迷走神経)理論」によれば、闘うか逃げるかの二者択一ではないという。問題に直面した時、本能的に働くこれらの防衛反応を自己調整することで、他者との協力や創造、繁栄を可能にする状態にみずからを移行させるにはどうすればよいか。ポリヴェーガル理論の応用経験に基づいて開発された、移行を促すための5つのステップを紹介する。 

 

 段々と核心に触れて行きます。『量』『通道』『残余』等のキーワードも出ています。ここまで来ても、フロイトをオワコン扱いするのは、やはり読み込みが足りないのでしょうか? 自分は素直に凄いと思ってしまいます(笑)。

3.外された梯子?
 〜ず「心理学草案」を大まかに言えば良かった「心的過程の全体を一つの慣性系と見なし、その土台にニューロンのシステムを考えて、意識や記憶を始めとする心的諸現象をその上に位置づけて行こうとするもの」である(p.480)。

 の系の中に、フロイトはいくつかの質の異なるニューロンによる系を仮定し、その中を、一定の抽象的な『量』が通って行ったり遮られたりする様子として、心的活動を捉えている。現代においてわれわれが馴染んでいる考え方に喩えて言えば、ここでフロイトが『通道』と呼ぶものは、神経回路網の形式になぞらえる」(p.480)。

 のような内容だからこそ、現在、脳科学の流れで新たな注目を受けるようになったわけである。だが、ここでは、必ずしもそのことが重要なのではない。むしろ次の点にこそ注目すべきである。

 かし、『通道』で形成されたその回路を、われわれはそれでも、われわれの内部的な心的空間として経験するようになる。そして、ひるがえって、今度はわれわれの側から、われわれが外部の現実を認識するようになると、その現実の吟味に当たって、われわれの判断力にとっての『残余』が、外部の事物に相当するようになる(p.481)。