キレイな夜空と、地球上の生命の始まりは「たった1回」だけという驚くべき結論と、【近年人気の最新の脳科学を紹介する啓蒙書として、小泉英明『脳の科学史ーーフロイトからのを智頭、MRIへ』があるが、その序章においてじつは、フロイト「心理学草案」が取り上げられている(小2011,p.12)。】
いつの写真か?忘れてしまいましたが、空の写真が日の目を見ないで、沢山あります。その1枚です! サイズダウンしただけで、一切加工はしていません。
下記は読みたくなったのでアップさせて頂きました!
細胞膜の形成を説明するのがいちばん簡単かもしれない。細胞分子を作り上げている脂質分子は、できたてほやほやの地球に存在していたと思われる材料や条件のもと、自然発生的な化学反応で形成されうることが分かっている。科学者が脂質を水に浸けると、それは思いがけないふるまいをする。膜で包まれた空洞の球体が自然にできるのだ。その大きさや形は、細菌細胞にきわめて近い。
今日は夜勤で、巡回が終わり一休みしている中でのアップです。
しばらくは竹中先生の心理学草案からの引用が続きます。
きちんとしたものではない、曖昧だからこそイメージが膨らむのかも知れませんね。簡単に答えが出ないことが、知識人達を創造に走らせるのかも知れません。ひづが変わりそうなので(笑)、慌てての更新です。
第二章 あらかじめ失われた出発点へ帰る
初期フロイトの「心理学草案」
1.一〇〇年を越えて
〜近年人気の最新の脳科学を紹介する啓蒙書として、小泉英明『脳の科学史ーーフロイトからのを智頭、MRIへ』があるが、その序章においてじつは、フロイト「心理学草案」が取り上げられている(小2011,p.12)。
最新成果を紹介する本が、一〇〇年以上前の、それも、よりにもよってフロイトの文章から始まるのは不思議に思われるかもしれない。
なぜなら、脳科学こそが、フロイト精神分析による心の病についての解釈を次々と覆してきたと思われているからである!治療実践に関しては、精神分析と脳科学は競合関係にあった。
さらに言えば、通常の見方では、精神分析にとって脳科学は天敵であると考えられている。脳の機能障害としての自閉症をめぐる悲劇も、そのような対立構図の中で展開した。
しかしながら『脳の科学史』の著者は、「心理学草案」を見直す必要性すら主張している。この原稿が「草案」と呼ばれるのは、そもそも公刊を前提としない私的な原稿だったからだが、そのような曖昧な性格を持つ原稿が、最新の科学の一つである脳科学と一体どのような関わりを持つのか。〜