うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

きれいな月と、アトリエ・カーグ展の準備と、「おんぶ」をせがむ小・中学生たち 生育環境で得られなかった「愛」を求めてと、【この罪の意識がどこから生まれるかは、精神分析からは明らかにならない。子供が新しい発達段階に入るとともに、この罪の意識が生まれるようであり、この罪の意識がその後の段階まで残ると、劣等感と同じような〈傷痕〉となるようである。】

 

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  今日も日勤でした。仕事が終わって駐車場に行く途中空を見上げたら、きれいな月が出ていました。

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 アトリエ・カーグも今年で14年になります!今回の豊橋商工信用組合・田原支店さんでの展示では、アトリエ・カーグ(うたたの余暇支援)の振り返りを行うようです。

 思えば、鈴木コージさん、田島征三さんとかおよびしてワークショップや講演会をさせて頂きました。最近は事業が忙しくなってしまい(良いことですが!)、そんな機会がなくなってしまっています。生活介護も土地建物を手に入れたので、今度はそちらの方に力が向くので、またまたワークショップは遠のきそうですね......。家具屋さんの跡のビルをお借りして始まったので、カーグと言う名前になりました。皆さんここから13歳年を経たことになります(笑)。勿論自分自身も(笑)。

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 今日はドライブに行ったり、男子だけすろーの湯に行ったりして、戻って帰宅された方々やショートの方の入浴介助で、あっという間に一日が過ぎてしまいました。今日も皆さん笑顔で終われたこと感謝です!

 

 下記は、現場でも同じことが起きています。エディプスの壁を超えることが出来ていないのかな?と思っていたら、エディプスの壁自体がその方の歩んできた道になかったことを時間してしまうことが多々あります。フロイトは同情は攻撃と同意と言うようなことを言っていました。その方々を見ていると、本当にそう思ってしまいますし、接近の方法を考えるアイディアを頂けたり。

 いい取り組みですね!

 下記は自閉症の勉強をしようとして、大分前に買った本ですが、全く手を付けていませんでした(笑)。その時には少し読んでみて、受け付けられなかったのですが、精神分析関係の本を大分読み漁ってから開いてみると、思ったより読み進めることが出来ました。心理学草案に触れて、分かりやすく記述してくれている本でもあります。 

精神分析自閉症竹中均著
第1章 超自我マゾヒズムと二人のフロイト
  〜ディズムがマゾヒズムに転換されるのは、抑圧行為に伴う罪の意識の影響であると思われる」。

  の罪の意識がどこから生まれるかは、精神分析からは明らかにならない。子供が新しい発達段階に入るとともに、この罪の意識が生まれるようであり、この罪の意識がその後の段階まで残ると、劣等感と同じような〈傷痕〉となるようである。

 だ十分解明されていない自我の構造の方向づけによると、これは批判的な良心となり、自我その他の部分に対立する」(pp.97-98)。