うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグとバンドクラブと、【この無意識的なマゾヒズムというものは、すべてな分析医の中に存在している普遍的な傾向である。】

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  今日はアトリエ・カーグとバンドクラブの日でしたので、早朝に車を置きに行き、マックで本(スィーガル)を読んで時間を過ごしました。松木先生の解題から読ませていただきましたが、解題だけでも、クライン派の概要がわかる気がしました。

 昨日は月の出を見て、今日は月の入りを見たことになりました!

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 画題の菜の花だけでなく、続きを描かれていた方もおられました。その方に合った画材の提供だけで、何も手を出さないのが、アトリエ・カーグのやり方です。桜ケ丘ミュージアムでも、指導者の色が出すぎていると、そのグループの作品はその色に染まってしまっていて、その方のセンスが潰されてしまいます。うまい下手ではなく、その方らしい作品が一番良いと思っています。

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 バンドは、ドラマーのはるさんは、若いのでユーロビートぽくなってしまうので、皆さんなれるまで時間がかかりましたが、最後のほうは、合ってきていました。時代というのは正直ですね。新しい風が吹かないと、組織でも腐っていくだけなので、違うやり方は、大歓迎です!また違うB‐sproutを見て頂きたいと思います。迫力では負けませんよ‼

 ただ、きちんと音のバランスやリズムの揺れを感じることができるオーディエンスがいないので(笑)、的確な音量などの判断が難しいですね.....。

 

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 やはり、女子が凄かったですね!迫力のあるドラムと、前衛的なキーボードは本当に新しい風です‼ 

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 こばちゃんのラップも新しい風‼ どんどん、強烈に吹かせて頂きたいものですね!

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 利恵さんは、今回も華麗な舞でした‼  みなさんお疲れさまでした‼




 ラッカーを続けます。こちらは違いますが、今読ませていただいている本の訳者は、松木先生なので、松木先生の本と(自著と)重なるところがあり、感じ入るものがあります。自分達も利用者さんを観察するだけでなく、自分自身の中も観察できなければ、きちんとした支援ができるわけがありません。相模原の事件もそうだと思われますし、彼の周囲もどうだったのでしょうか?今日は、バンドクラブが終わって、片付けてから現場に入らせて頂きましたが、何かの話から逆転移と転移の話になり、正直な支援者があんなこと言われると、怒りたくなるというのを取って、それが逆転移ですよと話させていただきました。ラッカーが、そんな簡単なことではないと言いながらも、基礎的な個所を何度か繰り返して記述していたように、受けっとったものをその方に分かりやすく、返すだけでなく、自分が感じたものを、まずは自分の中で解釈しないと、単なる投影をやり返しているだけなので、本当に勉強しながら、現場での支援を考えていかないと、きちんとした支援はできないなと、本の冊数が増えるに従って、余計に感じています。下記のマゾヒズムの記述もそうですね。

 まずは自己否定からと、若い時から思っていましたが、まずは自己分析からが今の自分のスタンスになりました。

 〜の無意識的なマゾヒズムというものは、すべてな分析医の中に存在している普遍的な傾向である。

 れにもかかわらず、他の分析医の性格特徴に比して、はるかに際立ったマゾヒズム傾向をもつ分析医はいるのであり、そうした分析医についてこれから述べることにする。

 の際、患者については神経症と性格障害character disturbancesとに分け、それぞれに対応する転移を別個にみているように、分析医についても“逆転移神経症”と“逆転移性格障害·とに分けて見ていくべきであろう。

 して後者は、患者の性格因性の抵抗になぞらえると、分析医の性格因性の逆転移抵抗と呼ぶべき抵抗を包括している。それだけにこのような分析医の性格障害やそれに伴う逆転移の研究は、きわめて臨床的に価値あることといえるであろう。