【最新情報】ワクチン あさって第2便到着 都道府県配分は?と、ワクチン接種で発症・重症が激減、臨床と同等の有効性確認…世界1・8億回のデータ蓄積と、松原みき「真夜中のドア~stay with me」が海外発で40年ぶりのヒット。その立役者2人とは?と、【音楽は、精神だけに働きかけるのではなく、人間の全体、精神と身体の結合体としての人間に働きかけるというのである。もっと絞って言うなら、心身結合の領域に位置づけられる情念や感情に働きかける。だから、効果が生ずるというわけである。心を癒やすだけでなく、体を癒やす
ワクチン接種が出来る日が近いのでしょうか?副反応が気にもなりますが、個人的には早く接種したいですね。
インフルエンザでも毎年膨大な数の人がなくなっていますが、コロナもそれぐらいになるのでしょうか?高齢者や持病がある方には、インフルエンザでも十分危険ですが.........。
やはり好きおな曲が取り上げられていたらアップしたくなりますね。前回はヤフコメに投稿したらえらい反対が自分だけでなく自分をフォローしてくれた方にもついてしまい、申し訳ない思いです。今回は投稿しません(笑)。でも松原正樹さんのギターも最高です!
今朝、上記を読んでいたら、下記があり予定変更して引用させて頂きました。音楽は、精神だけに働きかけるのではなく、人間の全体、精神と身体の結合体としての人間に働きかけるというのである。というのは、現場でギターを弾いていてもそうだと思います。音楽で元気になられる方がどれだけ多いか。これは障害の有無関係ないでしたね!
多彩な療法の分散ーその歴史と行方
小泉義之
歴史を垣間見て
精神医学史・精神医療史に関する文献を読んでいると、新奇なものとして話題になりがちな療法にしても、それとそっくりの療法が過去に行われていたことに気づかされる。と同時に、「われわれ」のいささか硬直した考え方や行い方を反省させられる。
フーコー『狂気の歴史』は、いわくつきの思想書ではあっても、歴史研究としては買えず、まして「現場」で役立たぬと思われているだろうが、思い込みを捨て丹念に読んでみると、そうでもないことがわかってくる。例えば、フーコーが音楽療法に触れた一節を引いておく。
ルネッサンス以来、音楽は、古代において付与されていた治療上の効能を再発見してきた。音楽の効果はとくに狂気に対して著しかった。シェンキウスは、「深いメランコリーに陥った」一人の男を「彼がとりわけ好きだった合奏曲」を聞かせて治したのである。アルブレヒトもまた、ある妄想者が発作を起こしたとき、人に歌を歌ってもらったところ、「そのちょっとした歌が、病者を目覚めさせ、病者を喜ばせて、笑わせた。そして激しい発作を永久に消した」。(Foucault,1972[pp.343-344])
私自身はここに示されているような経験が昔も今もありうることをまったく疑っていないが、その上で気になるのは、演奏者たちや歌い手をどのように調達したのか、謝礼はどうしたのか、ひょっとして病者の知り合いであったのかといったことである。ことにその効能や効果をどのように説明して理解していたのかということが気になる。フーコーは、続けてこう書いている。
ところで、このような観察は、決して心理的な解釈に付されないのである。音楽が治すのは、音楽人間存在の全体に作用するからであり、魂そのものに浸透するのと同様に、直接的・効果的に身体に浸透するからである。
音楽は、精神だけに働きかけるのではなく、人間の全体、精神と身体の結合体としての人間に働きかけるというのである。もっと絞って言うなら、心身結合の領域に位置づけられる情念や感情に働きかける。だから、効果が生ずるというわけである。心を癒やすだけでなく、体を癒やすだけでもなく、人間を癒やすというのである。
これだけでは何とも雲をつかむような説明であるが、おそらく肝心なことは、メランコリー者も妄想者も、そのことを信ずることができていたということであろう。それだけなく、臨床家を信用し演奏者・歌手を信頼できていたということであろう。「当事者」を含めた人間の徳性や資質が肝心なのである。