うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

【 抑うつポジションの達成は全体対象関係の世界への入り口である。】

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 早番で、今日は現場に入りましたが、いのうえっちが、お手伝いを自主的にしてくれたのは嬉しかったですが、バナナが..........。みなさん、ドンマイドンマイで、優しく見てくれていました。ご心配なく(笑)、ずるむけになった物は、職員が頂きました。

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 今日は、風が強かったので、久しぶりに泉福寺さんに行かせて頂きました。なぜか?ホッとしました。

 

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 自分は皆さんと、ロングビーチに行きましたが、他の組はどこに行かれたのでしょうか?新型コロナウイルスの影響か?地元ナンバーの車が数台あっただけでした。

 当法人も経済的に少なからず、新型コロナウイルスの影響が見え始めて来ましたが、ロングビーチの風景を見ていたら、少し落ち着いて近い将来のことを考える時期だとも思いました。

 

 帰ろうとした時に、このブログの流れ的に言わせて頂ければ、妄想ー分裂ポジションと、躁的防衛を行ったり来たりされている方がおられ、色々と思いの丈があり、いくつか聞かせて頂き、一つだけなら叶えられると、その方の実家の倉庫に一緒に行きました。思い出の品が置いてあったようですが、お母さんにも立ち会って頂き、倉庫を覗くともぬけの殻でした。動物が入り込んで、汚れた床を見られたら、現実に戻ることが出来、すっと抑うつポジションに入られたのが分かりました。お母さんとひと時思い出話をされ、二人で沢山泣かれ、昇華されたように見えました。下記にあるように『その世界はすなわち、主観性を達成した人間たちの世界the world outcome subjective human beingであり、そこでは誰もが不変の過去とほとんど固定された歴史をもつ。』ように見えたと言ったら言い過ぎでしょうか?

 その方とは、お互いにワークスルーしあった中だと、勝手に思っていただけだと、気づかされた瞬間でもありましたが、このような過去と同じことをもう少し繰り返す必要性も感じられたので、自分も一段だけ階段を上がれたように思われました。

 

抑うつポジションとエディプスコンプレックス
 ~圧においては、分割の場合とは違い、歴史は書きかえられない。

  しろ、歴史(記憶と幻想の組合わさったものであるが)は「埋蔵され」、そうすることで保存されるのである。
 くある誤解は、発達の上でエディプス期が抑うつポジションの後にしたがうものだ、ということである。

  のような考えは、質的に異なった発達的構造物をごちゃ混ぜにすることになる。

  うつポジションの達成は全体対象関係の世界への入り口である。

 の世界はすなわち、主観性を達成した人間たちの世界the world outcome subjective human beingであり、そこでは誰もが不変の過去とほとんど固定された歴史をもつ。

 れらの人間たちは配慮されることもありうるし、喪の対象にもなりうる。そしてひとは彼らに対し罪悪感と悔恨を感じることができる。

 うつポジションとエディプス状況との関係は容れ物となかみとの関係であり、たがいにかたちづくりあい、影響を与えあうのである。