うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

展示のコメントと、撤収と、【投影同一化をかたちづくる母親との相互作用は、本能的な前概念を乳児が修正することを可能にする。 すなわち体験から学ぶことを可能にするのである。】

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 今日は展示の最終日で撤収に大阪に来ています。早目に着いたので記帳して頂いたのを見ていたら、岡崎市の友人の鈴木君がわざわざ、和泉市まで来てくれ、丁寧かつ含蓄満載のコメントを残してくれていて、また、白柳先生もお忙しい中、来てくれ素敵なコメントを一番目に書いてくれていました。

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 今回の展示の相談をさせて頂いた西教寺さんの浅井様に挨拶をしに行くと、今日まで掲示していると、見せて下さいました。皆様に本当に感謝しかありません。ありがとうございました!

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 博物館さんも、丁寧に展示してくださっていて、こちらも本当に感謝しています。ありがとうございました。自分の故郷でもあるので、今回はワークショップができませんでしたが、何かあれば協力は惜しみません。お気軽にお声掛け下さいね。

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 今日は、1人打ち上げ(笑)をして、早目に寝ます。早朝に大阪を出る予定です。重度の方の急な支援も入ったようです。

 これで、アイデンティティ問題は(笑)、解決したので、これからは自由に羽ばたかせて頂きます。

 

 オグデンの続きですが、道具と一緒にしてはいけないのかもしれませんが、投影同一化も使い方次第で、良くもなるし、悪くもなるので、そこはきちんと学習しておかないと、現場で使うには慎重にならざるを得ませんね。でも、きちんと学習すれば、立派な道具になります。

 

 ~投影同一化によって、最初は閉鎖系であった乳児の心的現実からの出口ができる。

 投影同一化をかたちづくる母親との相互作用は、本能的な前概念を乳児が修正することを可能にする。 すなわち体験から学ぶことを可能にするのである。

 母親からサディスティックに拒否されるという乳児の非内省的な予期は、母性的な「包み込む過程containment process」(Bion,1962a,1962b)をとおして和らげられうる。

  理想化された対象も同じように修正をうける。よい体験と成熟だけでは、部分対象の変形は十分に説明されない。

  投影同一化をかたちづくる相互作用のなかで生じる、乳児の受容性と意味生成システムとの性質の修正こそが、乳児が新しい体験を予期されていた体験から区別することを可能にするのである。