うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグとバンドクラブと、【 わたしは、最適な方略や訓練はたったひとつだとは思っていないが、医師がそれを身につけることを必要とするのは患者をひとりの患う人間として理解し認めるというアート(テクネー)なのだと信じている。】

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 今日のカーグは、何となく画題にまとまりがないような気もしないでもありませんが(笑)、素敵な作品が出来た様です、自分はパシリが忙しく(笑)、ゆっくり見る事が出来ないので、いつも残念です.......。

 

 

 

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 バンドは、今日も元気でした!新しいメンバーも増え、ますます元気になっています。11月3日の練習をしました!新しい職員さんも入ってくれ、盛り上げてくれています。素敵な写真は新しい職員んさんが写してくれました。ボケているのは、親分ですが......。

 

 

 自分にとってのクラインマンの二冊目は90頁まで進みましたが、1冊目は初学者には分かり易かったです。皆藤先生のおかげかも知れません。

 色んな立場や視点から見る事の重要性が書かれています。医療だけではなく、福祉の現場もそうあるべきではないでしょうか?そうならないと現場の人間が馬鹿にされ続けてしまいます!きちんと支援をされて居られる方もいるのに、残念です........。

 

悲劇そしてケアをすること――アート(テクネー)としての医の失敗アーサー・クラインマン~アート(テクネー)としての医をトレーニングする別の方法もある。医学部では学生にナラティブやその解釈を教えているが、それは患者の人生や関心事に対して学生が感性を豊かにするためである。歴史的で文化的な分析は医師の体験視野を拡げる。

  患うことやケアをすることがさまざまなローカルな道徳的・人間的世界観のなかでどのような特徴をもって位置づけられているのかという点での洞察を提供してくれる。たとえば、芸術史家は医師の在りように疑問を呈して民族音楽学者や音楽家が音や沈黙を解釈するための新たな方法を医師に教授する。また、他の芸術に目を向けることによって、医師が自身の感情により一層気づくようになったり、患者と臨床的に深い次元で出会ったりするようになる。

 また、倫理学者は患うことの道徳的・人間的な複雑さを詳らかにして、それが含み込んだ医師の倫理的実践を強く促している。宗教に関わる人びとが医師に影響を与えているのは、究極的な人生の意味についての患者の疑問から目を背けるのではなく、患者の語りをこころから聴き、患者がその疑問を探究する在りように敬意を払うところにある。

    わたしは、最適な方略や訓練はたったひとつだとは思っていないが、医師がそれを身につけることを必要とするのは患者をひとりの患う人間として理解し認めるというアート(テクネー)なのだと信じている。

 それは、患者が災厄を引き受けていくための代わりとなる文脈や実践を想像することであり、たとえ患者やその周囲の親密な人びとに現実に起こっていることがまったき絶望の状況であったとしても、患者と語り合い支えていくことなのである。