うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ほっぺプニュプニュと、今日の朝食と、丈二君凄い!と、【自分で何の影響も与えることができないのに、同じ不幸の反復を経験しなければならないような受け身の場合のほうがはるかに衝撃的なのである(p.22)】

f:id:ka-gu:20190223120008j:plain

 昨夜、女子達が仲良く話をしていたら、急にまり子さんが、りえさんのほっぺをプニュプニュしだして、近くにいた人には非常に受けていました(笑)。本当に仲がいいですね!

f:id:ka-gu:20190223120256j:plain

 今日の朝食は、いつもなら、ホットサンドか、フレンチトーストを自分の時には作らせて頂いていますが。昨日リンゴの差し入れがあったので、主任さんが焼リンゴ風に作ってくれていたので、それを乗せてトーストにしました!

 自分の分は、他の方の支援に入っているすきに(笑)としちゃんに食べられてしまいました.......。乗せるリンゴが沢山あったので、それだけ頂きましたが、ほど良い甘さで、美味しかったです!ありがとうございました!乗せ方が悪いと、また主任さんに叱られそうですが........。女子は見てくれも味の内だ!と(笑)前も、夕食時に料理をお皿に盛っていたら、叱られたことがありました(笑)。

f:id:ka-gu:20190223120309j:plain

 朝の忙しい(今日はショートのメンバーが重度の方が2人おられたので)、時間に乾いた洗濯物を置いていたら、丈二君がたたんでくれていました。しかも丁寧に!

 自分は雑なので、早いが汚い.......。また主任さんに叱られそうですね(笑)。

 

 

 

 やっと今読ませている本までたどり着きました。この本は(もですね)本当に核心に迫っている感じが半端ないので、じっくり読ませて頂いています。

 ベティ・ジョセフ先生の本を読ませて頂いていると、クライン先生の凄さは勿論のこと、フロイトの凄さも感じさせて頂けます。フロイトを批判する方は、フロイトを真剣に読んでいないのではないのか?それとも文字通りにしか読んでいないのではないか?と思ってしまいます。

 下記のフィロイトの引用は、正しくクラインの投影同一視の元の様な感じが素人ながら(笑)します。

 転移と言うのも避けられない物かも知れませんね。

 

 このような本を読ませて頂いていると、学校で押し付けがましく教えられる道徳よりも、このようなことを(何度も力説していますがw)分かり易く義務教育の間に伝えることが出来たら、虐待やいじめが激減しそうな気がします。

 誰かが書いていましたが(済みません記憶が薄れてしまっています)、転移は先祖代々受け継がれていくものだ!とありました。それをそのまま信じるとしたら、やはりどこかで悪い?転移は断ち切らないといけないと思われるので、こういう理論や概念を発達段階に応じて伝えて(教えるのではなく)いかないといけないような気がします。

 

 自分だけ高尚な理論・概念を知っているんだと威張る前に(大抵は元を辿れば皆さんの理論・概念は結局フロイトに戻る気がしますが)、分かり易く伝えることが大切なことのように思います。

 

 

『心的平衡と心的変化』
ベティ・ジョセフ著
M.フェルドマン/E.B.スプリウス
小川 豊訳
勝浦 道子翻訳協力

 

第1章 反復強迫の一側面

 ~フロイト(1947)は、神経症患者や彼がいうところの「正常な人びと」でも常に強迫のプレッシャーの下にあるように見えること、その強迫とは彼らの生活の中で繰り返し経験される状況にあって、彼らに不幸しかもたらさないこと、それゆえ強迫の繰り返しは「快感原則に反する」ように見えることを示した。彼はこれらの人びとについて、悪魔的な強迫にとりつかれている印象を与えるといっている。しかし付け加えて“とはいえ彼らの運命は、たいていの場合彼ら自身によって準備されたものであって、幼児期の初期に影響力のあった人によって決定されるという見方を精神分析家は常にとってきている”と述べている。しかしながら同じパラグラフの後半で以下のような興味深い指摘を行っている。

 


 このように「同じことを絶えず反復する」としても、それが、その人物の能動的行為の結果であったり、常に一定で、同じ経験の反復という形でしか現れてこざるを得ない性質の経験の反復である場合は、反復を目の当たりにしても別段驚いたりはしない。自分で何の影響も与えることができないのに、同じ不幸の反復を経験しなければならないような受け身の場合のほうがはるかに衝撃的なのである(p.22)