うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

台風一過と、音楽夜会と、【心理療法(主として成人の)研究の歴史を見ると、たいていの心理療法は(何も心理療法をしない場合に比べて)役に立っており、心理療法間での効果の違いは見出だしにくいことがわかる。】



 台風一過でした.....。うたたねは、直ぐに停電が直ったようですが、自宅は夜勤の出勤前の15時まで、停電でした......。
施設に入所されている方の施設も停電で、職員さんたちが慌ただしく動かれていました。1階の水道は、出ましたが、その方を送りに行ったら、2階だったので、トイレも流せず大変そうだったので、1階にバケツ2つ(トイレ用)とやかん(飲料用)に水を入れ持って行かせて頂きました。とりあえずトイレをきれいに流して、バケツだけはもう2つ水をトイレ用に入れました。(足に障がいをお持ちの方だったので)
 周辺では、大きな被害もなく安心しましたが、朝、開いているファミマで、本を読んでいたら、知り合いが来て、竜巻みたいに屋根瓦を持って行かれた!大きな木が倒れた!と言っていたので、少し離れたら、被害があったかもしれませんね.......。
携帯で、NHKのTVを見たり、ラジオを聴きましたが、大半は、アコースティックギターを弾いていました。停電だとやっぱりアコースティックですね!エレキ人間なので、アコースティックが上手くなれるように、頑張ってみます!



 夜勤の楽しみは、皆さんと音楽会など出来る事でしょうか?
激しい8ビートが、一番則が良いですね!
 利恵さんは、たくいちゃんの陰になってしまっていますが、しっかりしたリズムでタンバリンを敲いておられました!リズム感は、別格ですね!


 盛り上がった後は、洗濯たたみなどで、クールダウン!
みなさんもうぐっすりです!
 室温調節が本当に難しく、いつもより倍くらい多く巡回させて頂いています。



 中々いい写真だったので、アップしてしまいました(笑)。可愛いですね!



 本は、何とかスターンの1冊目を読み終えましたが、アンダーラインを引いた箇所だけ、読み返しています。
今日は、乳幼児さんを寝かしつけるようにしないと、中々寝付けない方がいましたので(個人的には毎回興味を持って入眠させて頂いています)、動きを少しずつゆっくりに操作させて頂き、入眠して15分から20分(個人的にはこの時間は抱えていた体を離しても、寝かしつけた方が覚醒しない時間帯です)の間に徐々に体を離していければ、布団をかけなおしても覚醒されないので(おしめを付けることが絶対できないと言われていた方も、この時間内にすれば、夜尿があるまでは装着できていました)、そこを基準にさせて頂いています。
 まあ、睡眠のシステムを考えれば、当たり前のことですが(笑)。それを繰り返していけば、少し体を触るだけでも入眠できるようになるし、おしめも長い間装着が可能になります。
絶対に洗髪出来ないと言われていた方を3人、洗髪(介助にて)出来るようにもしたこともあります。少しずつというのを、焦らずにさせて頂ければ、大体の事は可能になります。






 乳幼児の精神分析にまでなると、本当に行動療法との違いが分からなくなります。下記にあるように心理療法(主として成人の)研究の歴史を見ると、たいていの心理療法は(何も心理療法をしない場合に比べて)役に立っており、心理療法間での効果の違いは見出だしにくいことがわかる。』なのでしょうね!


 状況に応じてそれに向いた、治療者や支援者が持っているスキルで、自信をもって(ある程度の域まで行った方が)行えばよいと思われます。


 夜勤時は、皆さんが入眠されてからは、事務仕事で時間を埋めています。









〜こうした要素のいくつかは、親−乳幼児という状況に特有ではなく、むしろ他の治療状況でも観察される要素を拡大して示している。しかしその拡大しているということが、特記すべきことなのである。
 両親と乳幼児を扱うたくさんの治療が、上記のような特殊な要素を考慮に入れているに違いない。様々な情報源から触発された種々に現れているものを収束するには、どのような探求の方法をとればよいのだろうか?その臨床状況の特殊な要因から生まれてきた部分もあるような、様々な親−乳幼児治療に共通する基礎的な諸側面を解明し、親−乳幼児関係障害ばかりでなく、心理療法一般にも関連するような、新しい理論や実践を見出だすことは、どうすればできるだろうか?
 
 ここで用いている研究法は、ほとんどすべての親−乳幼児治療は役に立っているし、おそらく同じくらいうまくいっている、という印象に触発されている。この推測は新しいものでもないし、驚くべきことでもない。心理療法(主として成人の)研究の歴史を見ると、たいていの心理療法は(何も心理療法をしない場合に比べて)役に立っており、心理療法間での効果の違いは見出だしにくいことがわかる。Frank,J.D.とFrank,J.B.(1991)は、この件についてのコメントの中で「心理療法のそれぞれに異なる特徴よりも、あらゆる心理療法に共通する特徴の方が、治療効果に貢献している」と示唆している(p.20)。
 親たちや乳幼児たちとの私自身の仕事からも、これに似た結果が出ている。私はいくつかのタイプの治療と、親−乳幼児治療の組み合わせを行ってきたし、それ以上に多くの方法を観察したり読んだりしてきた。そこから、心理療法の違いよりも共通性の方が治療効果を説明していると思われるし、治療的アプローチはおよそのところ等価であるように思われる。これについて、特定のアプローチをする実践家や理論家が快く思わない理由はあまりにも明らかである。(その理由の中には優れたものもある。たとえば、期待される治療効果を得るためには、実践者が特定のアプローチに十分と自信というより信念をもち、そのアプローチについて十分な訓練と経験を積まなければならないと。実際にはこの理由で、他のアプローチについては無知になりがちなのである。)