うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

久しぶりの喘息と、【母親はその状況を抱えている。そして、それを繰り返し繰り返し赤ん坊の危機的な時期において行っているのである。】

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 一昨日から喘息の発作が出だして(笑)何年振りでしょうか?主治医の所に直ぐに行き、漢方薬を処方されました。
大分楽になりましたが、一晩中咳き込んで、ゼーゼーやっていたのに、大物の親分は爆睡でした(笑)
 体を2日動かしていないので、また硬くなりますね......。
もう少し楽になったら、股割再会です(笑)


 本は、夜勤明け、休憩がてらファミマでコーヒーを頂きながら読みました。




 自分の現在のやり方が、躁的防衛からどうやって抑うつポジションにもっていけるか?なので、ウィニコットの言うマザリングをよく使わせて頂きます。
しかし、マザリングで落ち着かれたら、今度は父性の出番ですね。障がいをお持ちの方々はを見させて頂いていて、全てではありませんが、きちんとエディプスを通って来ておられない方が多く感じます。
 勿論、下記の様な技術をまずはじめに使うべきだと思いますが、その後の事を考えると、そこで父性を徐々に出して行けば、より良い方向に向かうように思われます。まあ、我流ですが(笑)
『母親はその状況を抱えている。そして、それを繰り返し繰り返し赤ん坊の危機的な時期において行っているのである。その結果は、何かについては何かかがなされうるようになるということである。母親のこの技術が、幼児の中に併存する愛と憎しみとを選り分け、相互に関連づけ、健康な方法で徐々に内側から統制下に置くようにする。』

 どこを読んでも勉強になる本です。

CHAPTER 8
正常な情緒発達における抑うつポジション(1954−55)
表題の“正常な”という言葉は重要である。エディプス・コンプレックスは、子どもたちの正常なあるいは健康と発達を特徴づけており、そして抑うつポジションは、健康な幼児の発達における正常な一段階である(そして絶対的依存absolute dependenceあるいは一次的ナルシシズムprimary narcissismは、やはり生まれたばかりの、ないしはその前後の、健康な乳児の正常と一段階である)。
 私が強調しようとしているのは、情緒発達における達成としての抑うつポジションである。 抑うつポジションの特徴とは、それが臨床精神医学の一領域に適用されるということである。それは、精神神経症と精神病のおのおのの起源が位置づけられるところの中間にある。
 健康なよちよち歩きの時期toddler stageの特徴で、対人関係をつくる能力に達した子ども(または成人)に対しては、無限に変化する三角関係的な妊娠関係についての普通の分析が可能である。他方、人格の統合という生得的innateな問題と、環境との関係を開始することに関わり合っている子ども(または成人)は、個人の発達においてまだ抑うつポジションに到達していない。 環境の点から見ると,よちよち歩きの子どもは家族状況の中にあり、対人関係において本能的な生活を苦心して成就しており、そして赤ん坊の方は自我ニーズに適応してくれる母親によって抱きかかえられてbeing heldいる。この両者の間に、抑うつポジションに達しつつあるような小さな子どもたちがいて、彼らも母親に抱きかかえられているのだが、それ以上であり、生きている間中ずっと抱えられ続けているのである。そこに時間的要因がすでに介在していることが、注目されるであろう。幼児が本能的な経験の結末を徹底処理work throughする機会を持てるようにと、母親が状況を抱えるhold a situationのである。われわれがこれから論じることであるが、徹底処理というものは消化過程に全く匹敵しており、同じように入り組んでいるのである。 母親はその状況を抱えている。そして、それを繰り返し繰り返し赤ん坊の危機的な時期において行っているのである。その結果は、何かについては何かかがなされうるようになるということである。母親のこの技術が、幼児の中に併存する愛と憎しみとを選り分け、相互に関連づけ、健康な方法で徐々に内側から統制下に置くようにする。