うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ビワと竹と、写真の入れ替え(笑)と、【中核的自閉状態における中心的方略の機能様式、すなわち自我を分解するという原始的で穏やかな機能様式についてあらましを述べ、こうした自閉状態から脱却したのち、環境の失敗を扱う際にこのような方法に頼る素質によって、万能的なコントロール、そして強迫性というひどく原始的な方法に至りうることを見ていった】


 今日は、休日でしたがなんとなく少し仕事になりました。(笑)
朝のひーひー王子との散歩で、草むらにビワとたけのこが生えていたので、頂いてきました。
 なんか、いつの時代か? どのこ国か?分からない感じになってしまいましたが、しばらくはこれでいきます。



 昨日の写真は、自宅からの朝焼けでした......ので、差し替えました(笑)まあ、誰も見ていないでしょうが(笑)自己満足のために差し替えました。〔笑)

 自宅にいても、仕事かギターになってしまうので、朝、マックで一時間コーヒーを読みながら本を読みました。
この本は、特に時間がかかっていますが、難しいので、理解しようと調べまくっているので、仕方ありません。
時間をかけたほうが、良い結果が生まれることが多いので、ここは何とか粘ってみようと思いますが、後、40頁くらいになっています。
 下記の最初のほうは、昨日の続きです。


1.緘黙症は、中核的自閉状態に必然的に伴うものである。なぜなら、それは本質的に心的機能よりも脳機能が顕著な無思考状態である。これは、子どもが中核的自閉状態の外側で言葉を一定程度発達させている場合、勘違いしやすくなる。というのは、例えばてんかんにおける同様の状態における言語事象がそうであるように、自閉状態で起きる言語事象は本質的に意味がないのである。緘黙症のこの領域は夢無思考の発達の失敗と一致するものである。


2.自閉症児は大変未熟なので、特に内的な空間概念の形成に失敗することで、摂取過程が妨げられ、話す対象への同一化過程が妨げられるために言語の発達に失敗しがちである。付着タイプの自己愛的同一化は、対象の心的機能よりも身体的機能への同一化を促進するようで、それは深い言語の歌よりもむしろダンスのようだと言えるかもしれない。


3.摂取と投影がより作用するようになった後、前性器期のエディプス的嫉妬によって内的[両親]対象同士の言語的性交が妨げられ、それらを切り離し、黙らせることとなる。これは、内言が発達しても非言語的な状態に留まる傾向を強める。


4.未熟さの遷延は、喃語の形成衝動が高まる時期をはびこせる傾向があり、7歳頃に萎んでしまうようである。この時までに口がきけなかった子どもたちは、話すことを習うにつれて特別なハンディキャップを背負うことになる。


5.同一化過程がとても妨げられ、さらに付着的なあり方によって、対象の生物的な特質はいうまでもなく、特に人間的な特質を捉えるので、生物と無生物、人間と人間でないものの区別が発達せず、あるいは発話のための適切なキキテとなる内的対象が発達していかない。


6.最後に、乏しい同一化や対象の非人間化の側面は、コミュニケーションをしたいという欲望を促さず、ただ対象を支配するか、あるいは対象から服従を引き出すかという欲望だけが促進される。この目的のためには、ジェスチャーやシグナルで十分である。



まとめと課題
 三つの臨床素材によって、発話の発達と使用のために必要な、五つの要素を例示して明らかにし、緘黙傾向においては、重篤な精神的疾患に一つあるいはそれ以上が欠けていることを示してきた。要約すると、それらは(a)ジョナサンでは損なわれ、シルビアでは崩れていた、言語に変形するために適した夢思考を形成する能力、(b)シルビアにおいては崩壊し、ジョナサンにおいてはゆっくりと再構成された、話す対象への同一化を通して、深層文法の音楽へのこの変形を達成する能力、(c)ジョナサンの回復過程に見られたように、外界についてコミュニケーションのための語彙を適切に構築するために必要で、深層の発話の音楽的土台の上にこうした表層的な発話の語彙構造を載せるという技巧を培うために必要な、言葉で遊ぶ喃語過程、(d) フィリッパでは妄想によって変えられてしまっていた、外的対象を聞き手に適したものにする、心的現実の性質を持った外的対象の理解。そして最後に(e)シルビアにおいては弱まっていった、心的状態や情報を他者にコミュニケーションしようとする欲望。
 これらの要因と幼児自閉症に関して、私は中核的自閉状態とみなせる私たちの発見と、そうした子どもの自己誘導された無思考状態以外の領域でのパーソナリティの発達の欠損について述べてきた私は、中核的自閉状態における中心的方略の機能様式、すなわち自我を分解するという原始的で穏やかな機能様式についてあらましを述べ、こうした自閉状態から脱却したのち、環境の失敗を扱う際にこのような方法に頼る素質によって、万能的なコントロール、そして強迫性というひどく原始的な方法に至りうることを見ていった。後者は、摂取の不全と^Ι付着タイプの自己愛同一化(ビック)の傾向と結びつき、空想の地理(メルツァー)のさまざまな領域の分化を妨げ、それによって内的対象の形成が妨げられることになる。この後者の困難は、その後の発達において前性器期のエディプス・コンプレックスが内的両親の言語的性交への攻撃として顕在化する傾向によって、発話の領域において一層悪化することとなる。