うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

大正琴と、すろーじゃむのイチゴと、【この時、対象は、支配のために解体されていたのではなく、攻撃によって断片化させられたように私は思う。】


 夜勤明けで、帰宅して、バンドクラブ用に『歩いて帰ろう』をアレンジしていたら、大正琴を持ってお隣に住んでおられる職員さんが来てくれました!
 教則本まであって、ネットでチューニングを調べたら、全ての弦がソ(G)のチューニングでした。
弦の太さが違うので、高さも違いますが、すべてがソというのはびっくりしましたが、チューニングして、教則本を見ながら少し弾いてみましたら、中々良い響き!ラインアウトもあり、エレキタイショウゴトですね(笑)アンプには残念ながらまでつなげてませんが、エフェクター挟んだら歪むのでしょうか?是非とも試してみないといけませんね(笑)
 郷愁を誘うような響きで1時間くらい本を見ながら格闘していました。マンドリン的な弾き方が良いのでしょうか?動画を先に見てみればよかったですね。トレモロが合いますね。
 ピックもしっかりピックケースに2枚収まっていました!
次はスティールギターが弾いてみたくなりました。
 写真を撮ろうとしたら、ねこさんが起きて大正琴を見ていました(笑)
左手の運指が中々上手くいかずに悪戦苦闘しています(笑)ピアノが弾ける方は簡単に弾けるのでしょうか?
ギターの運指とは全く違います.....。





 すろーじゃむのイチゴ畑のイチゴが最盛期のようで、親分が頑張って採って来てくれていますが、(中々美味しいです!、無農薬・無肥料栽培ですw)調理師さんがもううんざりしているそうです(笑)
 無駄にしないようにジャムにしてくれていて、こちらも美味しいです!
朝、トーストにつけました!


 総会の準備をしながら、休憩時に本を少しだけ読みました。
クラインもまた、復習しないと忘れかけているなと、下記を読んで思いました。





償い
躁的な方法による償いが同じような方法が数多く見られた。たとえば、部屋の家具で、彼が一つは自分の家、もう一つは私の家をくっつけペアで連なった家を組み立てた。私が夜寝ている間に、彼が魔法の穴を通り、壁を登り私の家へ入ってくるということを演じた。彼はそれから私のパイプを盗み、私の給水を断った。翌朝これを発見するや否や私がひどく困った状態で配管工に電話しなければならなかった。そうすると、私のドアの前に現われたのは誰でもなく配管工のピフィーその人であり、彼はニコニコしながら、救出にやってきた輝く騎士の雰囲気を身に纏って私の前に誇らしく立っていた。 
 これと対照的なものとして、5歳の時に、不安との真の遭遇を示していると考える素材を提供したい。彼は本から絵を写し取ろうとしたが、満足いくようにはいかなかった。彼は私にそれをさせようとしたが、それができないと、叫び、激怒し、私を蹴り、絵を引き裂き、ほとんどの家具をひっくり返した。彼はそれから意気消沈し、遠くに行ってしまったようなった。彼は、虚ろな目で目の前をじっと見て、髪を引っ張りながら、空っぽで、消耗しきったような様子で、部屋の隅に立っていた。彼は少し元気を回復したけれども、2日間惨めで、よそよそしいままであった。
 3日目に、彼は10枚ほどの絵をまとめて、セロハンテープで慎重に束ねて張り付けた。彼は「また何が起こったか教えて」と言った。私は前日にした解釈を繰り返した。それぞれの解釈を言う度に彼は「それからどうしたの?」と言った。こうして私は、絵の破壊が、母親を表した私の破壊を意味すること、そして私が彼の中の壊れた母親であると感じているという点にまで言及した。この時彼は「それから何?」とは言わずに、彼は「その時僕はとても悲しかった」と言った。
 この時、対象は、支配のために解体されていたのではなく、攻撃によって断片化させられたように私は思う。不安は、無意味なものとなるまで解消されてしまうのではなく、理解できるものとなるまで取り組まれた(work through)のである。絵を束ねて貼り付けることは、罪の否認と[父親から]万能的な力を盗むことによる躁的償いではなかった。その真の性質は、彼との関係で以前よりもさらに価値のある仕方で機能する対象が修復され、体験が再統合されていることが示していた。こうした性質の償いは、単に元に戻ったということではなく、「経験から学ぶこと」を意味し、それはパーソナリティを豊かにする成熟に向けた一歩である。