うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

義母の入院と、昔話(笑)と、フロイトとノーベル賞


 今日の朝、義母が入院したと、岡崎の法務局に行く途中に連絡がありました。片肺の機能が大分落ちているので、嚥下の悪さもあり、高熱が出ています。先日、夜間に病院に運ばれた時も、今日も顔色は良いので、医師も対応に困っていました。苦しそうな表情が出たり(今は出ていないので)、Spo2が低くなったら、何らかの処置が必要になると思われますが、今の所、元気そうで良かったです。
 病院も完全看護で、食事介助も(大変ですが.....)して下さるようなので、本当に助かります。木曜日だけが唯一本当に休める日(今日みたいに役所に行ったり面談・会議が有ったりもしますが...)なので、曜日的には助かりました。行ける時にはいかせて頂こうとは思っています。
 自分は、両親の死目に会えていないので、先日、大阪に行った時に、弟(腹違いですが)に母親(継母)に何かあれば、直ぐに連絡するように言って来ました。育ての母親には本当に感謝しています。
 大阪を出て京都に行った時、弟に(まだ小学生になったばかりでした)毎月3万円の仕送りをしていて(半分は母が貯金してくれていましたが....)、弟に、このおかげであんたは生活できると(そんなことはありませんが(笑)祖母のおかげで!)言ってくれていたようで、先日、大阪に行った時に、弟がはなしてくれました。
 本当にアカンたれの父だったので(京都での修業時代、仕送りをしていたにもかかわらず、自分の住み込み先までお金を無心しにきていました(笑))、無心しに来た時に(自分は一ケ月4万円で、銭湯代が1万円ぐらいかかりました...。それでなんとかやっていたのに)ムカついて、貯金通帳と印鑑を投げつけて、好きなだけ(頑張って20万円くらいでしたが...)下してこい!って言ったら、何も言わずに持って帰ったので、なんか怒りを通り越して、しばらくボケーとしていた感覚が、未だに時々よみがえってきます(笑)。
 祖母が、製薬会社のアンプル瓶の工場を経営していた時は羽振りが良かったみたいですが、よくあるパターンで、身内の保証人になって、あれよあれよと言う間に転落してしまったと、祖母が時々呟いていました(笑)でも、直ぐに立ち直って、病院で住み込み状態で複数の患者さんの付き添い(今でいう介護職かな?)をして月に50〜60万円くらい稼いでいました。母親がしっかりしすぎると、ウィニコットの言う様に子供が成長できないのかも知れませんね(笑)父はその良き時代が一生忘れられなかったのでしょうか?無心しまくったお金で呑み歩いていました.......。小脳出血で病院に運ばれた時には、アルコールが全身を回っていると医師が言っていたと叔母が京都に電話をかけて来ました。
 そんな父(植物人間状態になった)を息が絶えるまで看ても良かったのにと、継母は言ってくれていたようでしたが、それも先日大阪に行った時に初めて耳にした話でした。
 今思うと、父は幸せだったんだと思います(笑)。45歳過ぎたあたりから全然働かず(笑)祖母からの援助で自分たち兄弟(兄・自分・弟)は、育ちました。不憫に思って、親戚の方々(なぜか?お金持ちが多い(笑))からおこずかいをもらうのですが、父が直ぐに嗅ぎ付けて(笑)搾取していました(笑)弟の時代には、親戚の方々も学習したのか?(笑)搾取分と別におこずかいを持たせてくれたと、これも先日大阪で聞きました(笑)。
 病室にいると、昔の事ばかり甦って来てしまいます(笑)

 義母も90の手前、辛い青春時代を送った様ですので、後は苦しむことなく、ゆっくり出来る様、祈って帰って来ました。

 法務局に行った時、『フロイトを読む』を少しだけ読ませて頂きましたが。帰宅後、ニュース速報で、ボブディランがノーベル文学賞!とやっていたので、ふと北山修先生の『最後の授業』の一節を思い出し、先日アップさせて頂いた箇所を、再アップさせて頂きます。
 個人的には(あくまで個人的な見解です!(笑))ボブディランが「そんなもんいらん!」と言ってくれたら、ロックの値打ちがもっと上がるのにな!と思っていますが、オバマさんから何かもらっていたので、もらうのかな〜と、少し消沈しています(笑)


フロイトのアンビバレンツ

 〜しかしながら、逆に彼は芸術的な創造性が評価され、文学賞であるゲーテ賞を贈られます(1930)。一方望んでいたノーベル賞医学生理学賞では何度も候補者として推薦されていましたが、選ばれていません。そして特筆されるべきは1936年にノーベル賞文学賞で、ロマン・ロラン(自身が1915年の文学賞受賞者)によって候補者として推薦されていることでしょう。フロイトには、芸術家が嫌いだという面があったが、つきあった芸術家たちはフロイトが好きなようです。〜



 
 ノーベル賞の20%の方が、ユダヤ人の方々との報道も目にしました。
それだけ、ひとつの事に集中できる民族性なのでしょうか?
受賞しなかった方が、変に精神分析が権威的にならなくて良かったと思うのは自分がおかしいのでしょうか?


フロイトに影響されてノーベル賞を受賞したのは、自分が知っている(めっちゃ狭い範囲(笑))のは、2000年度のエリック R.カンデルだけです。(あくまで自分が知っているだけです(笑))


エリック・カンデル(1978)

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


 エリック・リチャード・カンデル(Eric Richard Kandel, 1929年11月7日 - )は2000年に神経系の情報伝達に関する発見の功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞した神経学者[2]。コロンビア大学生化学教授(1974年〜現在)。アメフラシニューロンに関係する実験を行い、CREB分子のブロックにより長期記憶の形成に関連する一連のイベントが起きない事実を発見した。還元主義者としても知られる。

経歴
 アシュケナジムとしてウィーンに生まれる。1938年ホロコーストに遭う。1939年アメリカ合衆国に移住。ハーバード大学に進み精神分析医を目指すも、海馬に関係した失敗手術(海馬を吸い出すという失敗だったのだがこれで海馬の機能が分かった)を知り、脳の生理学的研究へと進む。ウッズホール海洋生物学研究所の在籍者の一人。
1980年代エリザベス・ロフタスが登場し、そういった神経メカニズムがないことを抑圧説の否定の根拠にし、精神分析学を追い込む。彼女はさらに抑圧された記憶(性的虐待等の抑圧されたトラウマ記憶)を引き出そうとすることは実際には「思い出された嘘」に過ぎないと指摘し、彼女は実験を行ってそれが可能であることを証明した。しかし、これに対しカンデルは実際に抑圧を可能にする神経メカニズムも存在することを実験で証明し、ジークムント・フロイトの概念を神経学が補完できる可能性を示した。
 また、彼の行った一連の実験は現在様々な意味で話題を振りまいている。こういった記憶の操作に関する実験により開発され始めた記憶強化薬や忘れ薬といったものは、倫理的問題があるのではないかと議論の的になっている。特に忘れ薬は軍事・犯罪・政治的な利用が考えられるため、慎重な開発が求められている。
日本では徳島文理大学大学院の薬学研究科(香川キャンパス)でラリー・R・スクワイアとの共著書『Memory: From Mind to Molecules』が教材として用いられたことがきっかけとなって、一般向けに発売できないかという話になり、2013年に講談社より第2版の日本語訳である『記憶のしくみ』が上下巻に分けてブルーバックス新書として発行された。