カーンバーグと、昨日と今日のうたたねと、【メラニー・クラインは、よい母親像、悪い母親像が子どもの心のなかで統合されない最初の段階を、妄想的・分裂ポジション(paranoid schizoid position)と言っています。】
現在はカーンバーグを読ませて頂いています。まだまだ勉強不足なので、双極性障害的だなと思っていたら、カーンバーグの記述では境界例に近いのかな?と、考え直す機会を与えて頂きました。死ぬまで勉強ですね。
カーンバーグは自我心理学と、対象関係論を徹底的に比較しているので、興味深く読ませて頂いています。最近、エリクソンの凄さも遅ればせながら(笑)やっと理解出来、カーンバーグ、ジェイコブソンを読ませて頂いてから、エリクソンをきちんと読ませて頂きたいと思っています。カーンバーグもジェイコブソンも中々読み進むことが出来ませんが(笑)。今年中には読み終えたいと思って読み進めています。
昨日も今日も賑やかでした!毎日皆さん笑顔で終われることが出来ること、本当に皆さんに感謝です!
引用はしばらく小此木先生からです。もちろんカーンバーグにもクラインはよく引用されています。下記はクラインの代名詞的なものですね。自分の支援方法の基礎は下記です。
〜メラニー・クラインは、よい母親像、悪い母親像が子どもの心のなかで統合されない最初の段階を、妄想的・分裂ポジション(paranoid schizoid position)と言っています。
それからだんだんとよい母親像と悪い母親像が子どもの心の中で統合されてひとつになっていく段階を抑うつポジション(depressive position)と言っています。
ただしここで述べている赤ん坊の心のなかに形成される対象像としての母親像は、客観的な母親ではありません。赤ん坊のなかの心的現実性としての母親像なのです。