うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ちょっと見てみたい展示と、大きなおおきな寄付と、【第一の皮膚の統合にとってかわる“第二の皮膚”現象は、部分的あるいは全体的なタイプの筋骨たくましい殻、または、それに相当する言語的筋骨たくましさとして現れる。】

 頻繁に来る、ジャパンfデザインネットを久しぶりに覗いていたら、ちょっとみて見たいなと思う展示が11月からありました。
いけるでしょうか?目の付け所が中々、美術系.....。
 金沢21世紀美術館のヨーガン・レイルも見たいですが......。


佐藤卓, 隈研吾, 小山薫堂, 皆川明, オルビス,アート,映像・写真,ライフスタイル

 2017/9/29 10:25


ポーラ ミュージアム アネックスは、オルビス株式会社の創業30周年を記念して、グラフィックデザイナーの佐藤卓をディレクターに迎え、毎日あたりまえに繰り返される日常生活の中における「美」に着目した展覧会「ケの美」展を開催する。

同展は、日本人の伝統的な世界観である「ハレ」と「ケ」の「ケ」に着目し、あたりまえの日常を意味する「ケ」の中にある「美」について、各界で活躍するデザイナー、クリエイターの14名と共に考えた。会場では、一般の人々に「朝食」「場所」「漢字」の3つのテーマで、自分の「ケ」(日常)だと考える写真を投稿してもらい、集まった写真でつくられる参加型展示「みんなのケ」も実施。



開催期間
2017/11/17(金)〜2017/12/24(日)

時間
11:00〜20:00(入場は閉館30分前まで)

休館日
会期中無休

入場料
無料

参加アーティスト
緒方慎一郎、小川糸、隈研吾小山薫堂、柴田文江、千宗屋、土井善晴原田郁子皆川明柳家花緑

会場
ポーラ ミュージアム アネックス
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F

会場URL
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/





 日曜日に帰宅された、ショートさんのお母さんから、沢山バザー物品をいただきましたが、その中に大きなおおきなプーさんがいました!
プーさんがあまりにも大きいので、沢山頂いた物が少なく感じてしまうのは、申し訳ないように思いました。


 アップは、少し前に読んでいて、携帯に入っていたものです。
有名すぎる論文ですが、非常に重要なものだと思っています。第2の皮膚が、自分の場合分厚くできてしまっているのか?とも思ってしまいました.....。



3.早期対象関係における皮膚の体験
 エスター・ビック
この短い論文の中心、テーマは、いまだ身体部分と区別されていない人格の各部分を最も原始的に結び束ねることにおいての、赤ん坊の皮膚の原初的機能、およびでその原初的対象群の原初的機能についてである。それは、転移の中での依存と分離の諸問題との関連で精神分析でとてもたやすく研究できる。 テーマは次のようである。すなわち、人格の各部分はその最原初形態のときには、その人格間の結合力をもたないで考えられる。その為、それらは、境界として機能する皮膚によって、受け身的に体験されるような方法でいっしょにまとめられなければならない、ということである。しかし、自己の部分部分を包み込むこの内的機能は、初めは、この機能をなし遂げることができると体験された外界対象のとり入れに依存している。その後、この対象の機能との同一化が無統合の状態にとってかわり、内的空間および外的空間の空想が生じ、メラニー・クラインが述べたような自己や対象の原初的分割と理想化が作動する段階がセットされる。包み込む機能がとり入れられるまでは、自己の中の空間という概念は生じえない。それゆえ、とり入れ。すなわち、内的空間における対象の構築は障害される。それが欠如していると、必然的に投影同一化の機能は弱まることなく持続し、それに伴って、同一性の混乱があらわれてくる。 自己と対象の原初的分割と理想化の時期は、今や、時期と対象がおのおのの“皮膚”に包み込まれる、このようなより早期の過程に基づいていると見なすことができる。 まったく望みのない受け身的な体験としての無統合と、発達のための能動的な防衛操作としての分割過程による脱統合disintegration との違いは、幼児観察からの素材でこの原初的状態での揺れ動きから例証される。そうしたわけでいっしょに経済的見地から見てみるなら、より狭く限定された迫害不安や抑うつ不安と比べて、無統合状態での破滅不安に通じる状況を私たちは取り扱っている。 幼児期の無統合状態ではを包み込む対象を求めるニードが、対象――光、声、匂いはあるいはその他の肉感的な体験――を躍起になって探させるようであり、このような対象は(幼児の)注意を留めておけるので、それで少なくとも一時的には、人格の部分部分をいっしょにまとめていると体験されうる。最も適当な対象は口に含まれた乳首であるが、それは抱っこと話しかけ、そして、なじみある薫りの母親とともにある。 素材を通して、この包み込む対象がいかに具体的に皮膚として体験されるかが示されるだろう。この原初的皮膚機能の誤った発達は、実際の対象に適切さが欠けていた結果か、あるいは、その対象への空想上の攻撃がとり入れを阻害した結果であると見なすことができる。原初的皮膚機能の障害のために“第二の皮膚”second skin が形成されることがある。それによって、対象への依存は偽りの依存にとって変わられる。それは、この皮膚の受け皿skin container 機能の代用物をつくりだすために、ある心的機能とかおそらくは生来の才能を不適切に使うことによって成し遂げられる。





要約
 第一の皮膚の形成が障害されているすべての患者において、授乳期の重篤な障害が分析的再構成によって示されているが、それは必ずしも親には観察されていない。この欠陥ある皮膚形成ゆえにその後の統合と組織化に全般的な脆弱性が生じる。それは退行とはっきり区別される無統合状態の中に現れ、その無統合には、身体、姿勢、運動、そして、それに相当する心の機能、特にコミュニケーションについての最も基本的なタイプの部分的あるいは全体的な無統合が含まれる。 第二の皮膚現象の分析による探究によって、一時的な無統合状態が生まれがちである。母親対象への原初的依存の完全なワーク・スルーをやり通す分析だけが、この根底にある脆弱性を強くできる。分析状況のもつ包み込む側面は、特にセッティングの中にあり、それゆえ技法の堅固さが大事な領域である、ということは強調しておいてよい。