うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

Kさん、お疲れ様でした!【しかし、異常なものの研究は、正常なものに応用しても大いに役立つ知識をもたらしてくれます。】


 今日は、Kさんの最後のご利用日だったので、昼食を皆さんで頂きに行きました。
すろーじゃむの歴史は、Kさんの歴史でもあったので、また、一時代が終わったような感じがしています。
 バンドやカーグに参加して頂ければ、またお会いする機会もありますので、是非遊びに来てくださいね!


 今日は、本を少しだけ読みました。


 夜勤なので、上げれるときに上げておきますね(笑)
非常に短い箇所ですが、大事なことが書かれています。


家族の子どもへの適応 (一九二八) 精神分析には、原始的で病的な素材ばかりを相手にしすぎるという非難がよく投げかけられます。それはその通りです。しかし、異常なものの研究は、正常なものに応用しても大いに役立つ知識をもたらしてくれます。同様に、機能障害の経過研究がなければ私たちは今ほどの脳生理学の知識に到達していなかったでしょう。神経症者と精神病者に関する研究を通して精神分析は、正常な表面の背後にいくつもの領域や層、もしくはいくつもの機能様式が隠れている様を見せてくれます。未開人や子どもを観察すると、高度な文明にある人びとにおいては見ることができなくなっている特徴を見出だします。実際、彼らによって心理学にもたらされた光に関して私たちは子どもに感謝しなければなりません。そしてこの恩に報いるための最も理にかなった方法は(これは彼らの関心であるとともに私たちの関心もあります)、私たちの精神分析的研究の助けを借りて彼らをよりよく理解しようと力を尽くすことです。