うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

お祭りと、【それを、大規模な投影同一化massive projective identification の必然的な産物であるうぬぼれと一人よがりだけが支え補ってくれる。】

 
やっと先程、夜勤が明けました(笑)
今日はいつ本を読んだのでしょうか(笑)ちょっと忙しかったですね。
 これから少しギターが弾けたらと思いますが、無理そうですね(笑)
写真は夕方、職員さんが地元のお祭りに招待してくれた時の物です。

 乳酸菌飲料を頂いたのに、コーヒーが飲みたいとはるくん.....。職員さんが缶コーヒーを持って来てくれました。申し訳ありませんでしたが、皆さん本当に嬉しそうですね!

 重度の方の支援方法を、新しい職員がきちんとその方を見ていて、ああしたほうがいい、こうしたほうがいいと言ってくれているのを聞くと、本当にこちらが勉強になることが増えて来ています。




 ビオンが終わったと、ほっとしたら、次はドナルド・メルツァーが待ってました......。
これが終わったら、ロゼンフェルドなので、頑張って読み切ります。
メルツァーも天才ですね......。天才過ぎるかもです......。 
 ある面刺激的な文字が頻繁に出て来ていますが、それを説明するには仕方がないのでしょうね。精神分析が勘違いされる基になる

用語が沢山並んでいます。

 今日は、力を使い果たしてしまいました......(笑)
早く寝ます。


2.肛門マスターベーションの投影同一化との関係
ドナルド・メルツァー
性格学
 不適切な分割-と-理想化splitting -and -idealization (Klein 1957)、それはとりわけ離乳後に作動していき、清潔を要求されるにつれてでそしてもっと若い同胞がおなかにいたり誕生したりすると悪化するのだが、この分割-と-理想化は直腸とそのふん便状のなかみを理想化する強い傾向をもたらす。だが、この理想化は、おもに投影同一化が作動することでの同一性の混乱に基づいている。そこでは赤ん坊のお尻と母親のお尻が混同され、そしてどちらもが母親の乳房と同等視される。 分析場面からその情景を再構成してみると、典型的な流れは以下のようである。授乳が、終わって赤ん坊をベビーベッドに寝かせ、母親が立ち去ると、敵意を抱きながら、母親の乳房と臀部を同等視している赤ん坊は、自分のお尻を探り始める。その円みと滑らかさを理想化しながら、ついには肛門を貫通し、こらられは溜められていたふん便に至る。この貫通過程において、母親を奪うために、母親の肛門に秘密裏に侵入するという空想(Abraham,1921,389)が具体化する。それによって赤ん坊の直腸内容物は、理想化された母親のふん便と混同され、そのふん便は父親とおなかの中の赤ん坊たちに食物として与えるために母親が差し控えているものと受け取られる。 これには2つの結果が生じる。食物の源泉としての直腸の理想化、そして、内的母親との投影(妄想性)同一化である。この投影同一化は、子どもと大人のあいだにある能力や権力での差異を消し去ってしまう。尿や屁も理想化されるだろう。 肛門マスターベーションによる興奮と混乱状態では、性器(男根あるいはクリトリス)と(膣と混同された)肛門の両手によるマスターベーションが続きやすく、内的両親のカップルが互いに激しく傷つけあうサドマゾ的倒錯性交空想を生み出す。この両手によるマスターベーションを伴う内的人物たちとの投影同一化は、内的対象群への侵入の猛々しさや(空想が生み出す)両者のあいだの性交のサディスティックな性質によって、その内的対象群を傷つける。こうしたわけで、閉所恐怖症の不安claustrophobic anxieties と同様に心気症がその結果生じてくる。 この状況は、子ども時代には、従順さ、お手伝いをする、大人との付き合いを好む、ほかの子どもには冷淡で横柄である、批判に耐え難い、言語能力が高いなどが際立っている性格の前エディプス期(2〜3歳)的な具体化を促す。この性格学的殻が欲求不満や不安により一時的に崩れると、ぞっとするほどの激しい憎悪が露呈する。すなわち、癇癪、ふん便を嗅ぐ、自殺を企てる、ほかの子どもを激しく攻撃する、親がいじめると見知らぬ人に嘘をつく、動物を虐待になどである。 この構造はエディプス・コンプレックスを迂回して進み、子どもに学業や社会生活上表面的に十分なものを身につけさせる。そして、思春期の激動期においても比較的撹乱されることなく成人期まで存続する。しかし、この適応の“偽り”の性質は、たとえ倒錯傾向が常軌を逸した性行動に至ってはいなくとも、成人生活においてはっきりしてくる。一人の大人としての欺瞞性、性的インポテンツ、あるいは(秘密の倒錯的空想で興奮する)偽りのインポテンツ、内的孤独感、基本的善悪の混乱、これらすべてが緊張した生活と満足の欠如を作り出す。それを、大規模な投影同一化massive projective identification の必然的な産物であるうぬぼれと一人よがりだけが支え補ってくれる。
 この構造体がさほど優勢でも倒錯的でもなかったり、分析のあいだに治療過程に道を譲り始めると、強迫構造体との揺れ動き関係を結ぶ。そこでは内的対象群は貫通されていないし、それほど部分対象レベルでない関係においていくらか万能的に支配され、分離されている。それは問題の焦点が分離不安から以前回避されたエディプス葛藤へと移っているからである。 投影同一化による母親との妄想性同一化と。肛門と膣の混同があいまって、女性では不感症と欺瞞的な女性性という感覚を生み出す。男性においてはこれらの力動は、同性愛行動、より多くには同性愛になるのではとの強い恐れを生み出す(なぜなら、高まった女性性は受動的な肛門同性愛と区別できない)。あるいは逆に、(両手によるマスターベーションの結果での)父親のペニスとの二次的な投影同一化は、とくに万能的(躁的)償いがこのような症例すべての根底にある重篤抑うつに対する防衛として作動しているときには、男女の患者に際立った男根特性を生み出す。