うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

静かな抗議と老婆心

 先日、事務仕事の合間にネットのニュースを見ていたら、美しい写真が目に飛び込んで来ました!
 調べたら、世界中で拡散されている様なので、もっと拡散させて頂こうとアップさせて頂きました。
 まるで、ブランスキーの作品を観ているかのようです。
 作品にしたい!と素直に感じました。(大人の事情で(笑)難しそうですが)


アングル:米警官隊の前に立つ黒人女性、静かな抗議に大反響ロイター 7月13日(水)17時57分配信

7月11日、暴徒鎮圧用の黒い防護パッドとヘルメットで重武装した警官2人が道路から排除しようと駆け寄るなか、風に揺れる長いドレスを着た黒人女性が路上に静かに立ち、無言の抗議を行っている。写真は警察官の前に立ちふさがるイエシア・エバンスさん(35)。米ルイジアナ州バトンルージュで9日撮影(2016年 ロイター/Jonathan Bachman)
[11日 ロイター] - 暴徒鎮圧用の黒い防護パッドとヘルメットで重武装した警官2人が道路から排除しようと駆け寄るなか、風に揺れる長いドレスを着た黒人女性が路上に静かに立ち、無言の抗議を行っている。

この様子を収めた写真は、米ルイジアナ州バトンルージュで9日撮影された。この週末、バトンルージュでは約180人が警察によって拘束された。多くが白人警官による黒人射殺に抗議するデモに参加しており、幹線道路で交通妨害をしたとして軽犯罪法に問われている。

ロイターの契約カメラマン、ジョナサン・バックマンが撮影した、この黒人女性、イエシア・エバンスさん(35)の写真は、黒人射殺事件を、警察の少数派に対する不当な扱いと非難し、過去1週間に全米で起こった抗議デモに参加した人々の気持ちを一部織り込むものだ。

「この象徴的な写真は、#BatonRougeや類似する(ハッシュタグ)上で、生涯目にすることになるだろう」。デビッド・ローと名乗る男性は11日、ツイッターにこう投稿した。

ソーシャルメディア上で世界各地からのコメントを集めたこの写真について、アトランティック誌は「バトンルージュからの忘れがたい1枚の写真」と表現。ワシントン・ポスト紙は「米国にとっての重大な瞬間をとらえた」と説明し、英デイリー・メール紙も「象徴的な逮捕写真」と述べている。

ネット上の記録や彼女のものとみられるフェイスブックページによると、エバンスさんは、ペンシルバニア州に住む准看護師だ。

「これは神の業」とエバンスさんは逮捕後、フェイスブックに書き込んでいる。「私は船だ。いと高きところには神に栄光あれ。自分が無事生きていることを嬉しく思う」

黒人男性アルトン・スターリングさん(37)が地元警察によって先週射殺され、バトンルージュは抗議デモの引火点となった。コンビニエンスストアの前で銃を持った男に脅されているとの通報を受けた警察は現場に警官を送った。スターリングさんは同店舗前でCDを売っていた。

スターリングさんの死と、ミネソタ州セントポール郊外でもう1人の黒人男性、フィランド・カスティールさん(32)がその翌日に射殺された事件は、少数派に対する警察の扱いへの抗議運動をよみがえらせた。過去2年間渦巻いたこうした抗議は「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」と呼ばれる運動を起こしている。
<立ちどまる>

5歳男児の母親でもあるエバンスさんは、「彼の自由と権利のために戦ったと、息子をじっと見つめて伝えたかった」ので、バトンルージュに向かった。彼女を小さいころから知るという男性、R・アレックス・ヘインズさんは、フェイスブック上にそう書き込んでいる。

地元警察当局の拘置記録によると、エバンスさんは幹線道路の交通妨害の容疑で拘束され、すでに釈放されている。ロイターはエバンズさんのコメントを得ることができなかった。

ロイターのカメラマンによると、メガホンやショットガンを所持した新ブラックパンサー党のメンバーを含むデモ隊を警官隊が排除した後で、エバンスさんが幹線道路上を歩いて彼らの前に立ったという。

彼女は無表情で、何も話さなかったという。「私には、彼女が立ちどまり、『ここにきて、私を捕まえなければならない』と主張しているように見えた」とカメラマンは語った。

警官が彼女を捕まえ、急いで連れ去った。ほんの30秒程度の出来事だったという。

エバンスさんは逮捕後、フェイスブックに「平和、愛、ブラックパワー! # blacklivesmatter」と投稿。彼女は、自分に代わってインタビューを受けないで欲しいと友人たちに依頼し、自分で話をしたいと伝えたが、その後、まだ記者と話す準備ができていないと語っている。

「息子のもとに帰りたい。いろいろ経験した」と彼女は記した。

Colleen Jenkins記者、翻訳:高橋浩祐、編集:下郡美紀)



 
 老婆心と言うのは、現場でも必要なのでは?と常々思っていたら、こんなコラムも目に飛び込んで来ました。
 さりげない優しさって難しいですが、現場でもさりげなく支援が出来たらと思っています。


なぜ、いま田中角栄がブームなのか?
佐高信「一人一話」より

〜中曽根の側近だった村上は決して角栄に近かった政治家ではない。しかし、角栄の政治を“情”の政治として、次のような逸話を明かす。
佐藤栄作の長期政権の後、角栄は福田と争って首相となるわけだが、佐藤の腹心の保利茂は佐藤の意中の人が福田であることを知りながら、角栄を支持した。
 それで、ある人が「あなたはどうして田中を推したのか」と尋ねると、保利はただ一言、「福田に老婆心なし」と答えた。
 そして、角栄の唯一の宝物は老婆心で、政治にはこれが欠けてはならないのだ、と続けた。
 その問答を聞いていた村上が、その人に「老婆心とは?」と質問すると、その人は、寒い冬に孫がコタツうたた寝している時に、風邪を引いてはいけないと自分の羽織をかけてやる心だ、と解説してくれたという。
 私は「田中角栄石川啄木の共通点」という一文を書いたことがある。それは女の姉妹の中に男1人ということである。それが老婆心を育むことになったのかどうかは知らない。



 丁度この時代、阿倍野の小学校に通っていて、新聞記者の父親を持つ同級生が、田中角栄が首相になった時に、何で福田じゃないんだ!って小学校4年生くらいだったと思いますが(笑)田中角栄の名前を目にすると、彼の顔を今でも思い出します。

 夜勤明けなので、クライン派の発展を少し読まさせて頂いてから仮眠します(笑)