天下人の茶等
昨日、夜勤に入る前、予約していた本が戻ったと図書館から連絡があり、夜勤に入る前に借りて来ました。
やはり、ひとつの事に真摯に向き合った人々の言葉は、深くて重い物があります。福祉の現場にも持って行きたい言葉が沢山ありました。
『天下人の茶』伊藤潤著より
「ひたすら閑雅を求め、あらゆる点でそつなく座を整えようと、それだけで人の心を動かすことはできません。」
「人の侘びをまねるだけでは、己の侘びを見つけることはできないのです」
「残念ながら、そう思います。人の行く道を後ろから追っても、己の侘びには行きつきません」
「人と同じ道、すなわち常道を行かず、奇道を行く事が大切です」
「人のたどった道、すなわち常道を行こうとする者に、奇道は見えてきません」(牧村兵部が一客一亭の茶会に誘ったときの利休のことば)
「創意なきところに作意はない。ところが悲しいことに、創意は努力して得られるものではない。創意は生まれついたものなのだ。」(遠州の作庭を評した織部のことばより)
創意を具現化したものが作意であり、その作意が、どれだけ見る者の心を動かすかで茶人の価値が決まる。作意が創意から生まれた本然的なものか、誰かのまねをした衒ったものなのかは、この道に通じた者ならすぐに分かる。
『守破離』を実践しないといけないという事でしょうか?
福祉の業界だけでなく、(福祉は特に多く感じますが)『守』の段階で停滞するのが良となっている気がしてなりません......。
利休は、サリヴァンに通じると思うのは自分だけでしょうか?
天下人の茶を読みおえ、サリヴァンに入りました。
サリヴァン関係の本はこれで8冊目ですが、まだまだ分からない事ばかりです(笑)
県に提出する書類の期限が迫ってきていますね........。