うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

やっと外に(笑)と『子ども虐待という第四の発達障害』より


 皆さんの支援のおかげで、昨日やっと外に出る事が出来ました。
助けて下さった皆さん、本当にありがとうございます!

 職員さんの募集はさせて頂いています。やりがいのある仕事で、社会保険完備で退職金制度にも加入しています!ので宜しくお願い致します。資格や経験は不問です!
 資格・経験がなかった方々が大半ですが、困難だと言われる方々を見事に支援されている方もいますので、そんなもの関係ないなと思うこの頃です(笑)勿論、法令遵守していますので(労務は元労基の所長さんに相談に乗って頂いています)安心して働けます!

 アメリカの精神医療が、特にモラルトリートメント的な理念がなくなって道徳を問われるようになっていったのは、ヨーロッパのように資格社会になってからだと何かの本で読みました。

 昨日、親分が観ていたフィンランド障がい者パンクバンドの映画でも権力者への批判を歌っていましたが、先日もアメリカの投資家が製薬会社を買収して、ジェネリックになっていた薬にもかかわらず、約50倍も薬価を上げたと問題になっていました。法的には問題がないとか......。
 廃案になりそうですが、オバマさん、オバマケア実現に向け頑張ってください!祈る事しか出来ませんが......。


 長くなりましたが、ひーひー王子の散歩からリハビリ?を始め、気を引き締めるようにと、笹を頂いてきました。今年のテーマの文人画風な物を(笑)
 お茶も頂き、背筋を伸ばしました!寝込んでいたので、肩こりが酷くなっていました。



 外で読ませて頂いていた、杉山先生の本を読み終えましたが、非常に参考になる事が多くアップさせて頂くのに悩みましたが、まだ読まれていない方には、後はご自身で読んで頂きましょう。今日事務所に持って行きます。
 ダウン症の方とアルツハイマー認知症の方が何故同じなのか?(21番目の染色体に関するもの・脳の老人斑が出来る仕組みなど)拒食症と過食症が同根だと会議などで言っても首をかしげる職員がいます(笑)きちんと勉強すれば簡単に理解出来る事だと思われるので残念ですね.....。

 外で読ませて頂く本を、中井久夫先生の物にしました。
他の本がまだ来ません......。支払は来た本しかしていませんが。
全部そろってからというのが、遅くなっている原因でしょうか?


『子ども虐待という第四の発達障害杉山登志郎著より
第8章 被虐待児への包括的ケア1 心理アセスメント

 〜こうして虐待の臨床は、医療と福祉とのすき間作業になるので、地域のさまざまな職種との連携が必要不可欠であるのだが、しばしば機能しない公的立場の人が連携の足を引っぱる。ここでいかにその人たちと敵対的にならないようにするか、地域での対等かつ密接な連携が必要となってくるのである。



 現場が一番下位扱いになるのは何故でしょう?難しい方の支援が出来ない人に偉そうに言われても......。
ご家族にアセスメントすらしない相談支援がいますが........。


第9章 被虐待児への包括的ケア2 子ども自身へのケア 
〜治療の中で展開する治療者との関係は、実生活において愛着提供者を含めた他者との関係を再構築する練習台として働くものではなくてはならない。治療の場で展開した内容を養育者に伝え、子どもと養育者との間でどのようなことがこれから起こりうるのか伝えることが必要となる。〜



 こちらは治療者と福祉職を置き換えてみたりして考えてみると、現場でのあり方が見えてくる気がします。




自閉症児への作業療法の経験の深い担当作業療法士の感想は、次のようなものである。「自閉症は、連合野を刺激すれば皮質まで届くという感じがあるけれど、Lさんにはそういうところが見られなかった。脳がまるでいくつかのブロックに分かれてバラバラに働いている感じだ」これは、解離という現象を、まさに作業療法士のサイドから見た実感なのだと思われ、筆者はうならされた。変化が困難であった問題は、解離性障害につながる脳機能不全を反映していると考えられる。〜



 コメディカルだけでなく、福祉職には福祉職的見地と言うものがあるのでそれも大事にしたほうが良いと思われます。
 広義では介護福祉士コメディカルに含まれるようですが。