うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ストーブつけましたと、脳幹の働きについて


 常春と言われているこの地域でも、さすがに11月中旬となれば、朝晩冷えます。
 先日、ストーブを点けました。体が暖かくなるだけで、幸せな気持ちになれます。チビもペッちゃんこになってしまいました。

 

 大分前に、TVで古い脳というのをやっていました。
古い脳=脳幹と漠然とは知っていましたが、自分の体調不良が、その古い脳の機能が低下しているかも知れないと思った時期でしたので、少し調べてみました。
 自分の場合、首から腰に掛けての張りが酷く(施設で働いているときは全然影響なく移乗等平気で出来るのが不思議ですが.....)それの原因が分からず色々試してみましたが、未だ劇的な物と出会っていません。
 ある医師によると、10年かかってなったなら、完治するまで3倍の年月がかかるとの事。
 約20年間掛っているので、後60年生きているわけにはいけないので、自分を実験台にしてもう少し掘り下げれば、支援にも役立つのではと思い、経済的にも、時間的にも無理がないよう試したり(専門家の下)、調べたりしています。

 古い脳(脳幹)について

 脳幹の役割として、上の表や、下記のものがあげられます。

脳幹の働き
•吸ったり、吐いたりという、呼吸のリズムの調整や血液中の酸素量の調 整
•血流を滞らせない為の血流調整、心拍数や血圧、血液の量の調整
•発汗作用よる体温調整や体内水分量、ホルモンのバランス調整
•食欲、性欲といった欲望の管理、調整
•睡眠の管理、調整
•排泄の調整(毒素の排泄や通常の排泄作業も含む)
自然治癒力」「免疫力」「抵抗力」といった、
人間(動物)が本来持っている、≪生命力≫の管理、調整
•運動機能、身体の前後、左右、上下のバランス感覚、
 人混みでぶつからないで歩く、 落とした物をすぐに拾う、といった
 身体維持反射作用の管理、調整
•嫌な予感がして立ち止まったら、自転車が急に飛び出してきた等の危険 察知、危険回避反射作用の管理、調整
•私たちの身体では、自分の意志とは関係なく
 自動的に活動している内臓や器官があります。
 それは、自律神経の交感神経と副交感神経で調整されていますが、
 その自律神経の管理、調整
•記憶、判断、言語中枢機能の働き、脳神経の伝達管理、
 視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚等の情報の分析・伝達指令、脳波の調 整等など、


人間(動物)が生きていく上で、
欠かせない心身の管理、調整をしているのが≪脳幹≫なのです。



〔脳の仕組み〕
○新しい脳
大脳新皮質:思考や感情をつかさどる
顕在意識:自分自身で意識できるもの

○古い脳
脳幹:自立脳とも言う。自律神経機能つまり生命維持をつかさどる。
視床下部:生存脳とも言う。食欲や性欲などの原始欲をつかさどる。
大脳辺縁系:感情脳とも言う。快・不快といった原始的な感情。
生命のコントロールタワー:身体の機能を制御する。
潜在意識:普段は意識できないレベルのもの(識域下)

○新しい脳と古い脳の働きを連動させること
役割の異なる「新しい脳」と「古い脳」のバランスを取ることで、行動に
反映させていくことができる。
新しい脳=感情/古い脳=身体、というバランス図が描ける。


〔古い脳を動かす〕
○古い脳は、実際に身体を動かすことで物事を認識するので、これを利用し、 「やった」と同じくらい「想像」することで、古い脳を錯覚させる。
○想像力は豊富な語彙から生まれるので、言葉巧みな想像ほど古い脳を動かす。


《自分の場合》
 内分泌系:自分の場合、バセドウ病になったり、橋本病になったりしています。数値的には、処方が出るほどではないのですが、時々らしい症状があるように思えます。

 自律神経系:呼吸が入らないような感じに(Spo2は正常ですが)なったりする時があったりします。(最近はあまりないですが)
花粉症が原因の喘息もあります。

 免疫系:こちらも花粉症由来のアレルギー体質にいつの間にかなってしまっています。

 脊髄・筋肉系:背骨が左側に歪んでいるので、現在お世話になっている先生が、良い状態にして、脳に記憶させると、自然に姿勢が良くなると言われ、体がシンメトリーになるよう体に色々当てがって、リラックスしながら、良い状態を脳にインプットする様にしています。

 
 理事長には、お前には肉体労働と、事務仕事、両方したほうが、良いと何の根拠もなくそう思うとよく言われますが、医療の現場でも、新しい脳と古い脳の働きを連動させること、役割の異なる「新しい脳」と「古い脳」のバランスを取ることで、行動に反映させていくことができる。
新しい脳=感情/古い脳=身体、というバランスを上手に取ることで、より健康に近づくとも言われていますますので、それはそれで、理にかなっているのかな?と最近思うようになりました。
 やっと人並みの体力になったとも言われ(過労で倒れる前は異常に元気でした)、若し健康(心身共に普通に)になってしまったら、作品がショウもなくなるのでは? くだらんギターばかり弾く様になるのでは?とも言われ、少し悩んでいるのも事実ですが、体はすっきりしたほうが、楽と思われますので、頑張って通院したいと思っています。
 自分的には普通が一番良いと、常々思っています。

 変化があり次第、結果報告をさせて頂きますし、支援にも役立てたらとも思っています。
 昨日、重度の障がいをお持ちの方の夜間支援を、理事長に急なショート、レスパイトの為に代わって頂き、自分がいつもさせて頂いている体位変換のやり方を引き継ぎ、その通りにして頂いたら、痰が睡眠時によく詰まる方でしたが、痰のからみもなく、良眠されていたとの報告を受けました。
 会議や記録だけでなく、支援者が実感・体感することによって、絵空事ではなく、きちんとした支援をさせて頂くと、ご本人様にも、支援者にも益のある事が出来る事の確信を持っていただけるので、もっともっと勉強して行きたいと思っています。